「LIMOくらしとお金の経済メディア」より。

AIによる失業が叫ばれています。
老後年金問題にプラスしてAIによる失業問題。
まさにダブルパンチですね。
一説によると、確かにAIによって今ある仕事は奪われるが、その分他の仕事が産まれて失業率はさほど変わらないという説もあるようです。
ですが、私は確実に失業者が増えると思っています。
今回の「LIMOくらしとお金の経済メディア」で紹介されている記事は、経理などのバックオフィス系で145万人、製造作業(工場従業員)に携わっている人は262万人減少するという調査結果を元に、AI技術が発達しても必要な「スキル」を身に着ければ、自身の付加価値を上げることは可能とし、身につけるべきスキルを紹介してくれています。
そのスキルを紹介すると、
1英語
2プログラミング
3.コーチング
という内容です。
詳しくは記事をご覧いただきたいのですが、確かにどれも必要なスキルでしょう。
しかし私がこの記事を見て思ったのは、
本質がズレているのではないか?
ということです。
確かに、AIによる失業を避けるために、AIが出来ないスキルを磨くという方法は一理ありだと思います。
AIが出来ないことが出来れば、仕事は無くならないかもしれません。
しかし、AIがその仕事を出来るようになったら?
という疑問が残ります。
AIが出来ないことを探してそのスキルを磨き、もしAIがその仕事が出来るようになれば、また新たなスキルを磨くということになるのでしょうか。
私が言いたい本質とは、AIと入れ替えられるような仕事をしていてはいけないということです。
AIが出来ない質の高い仕事をする、ということが本質なのではないでしょうか。
これについては、以前にも紹介しました。
AI(人工知能)は人間の仕事を奪う?これはピンチ?いや、チャンスでしょう。
そもそもAIとは、自分で勝手に判断し行動することはありません。(今のところは)
誰かがAIに仕事の指示を出すから、AIは動くのです。
つまり結論を言うと、AIを使う側の人間にならなければいけないということです。
AIが進出していないところを探してそのスキルを身につけていても、AIがいずれその仕事に進出してきたらまた違うスキルを身につけなければいけないわけです。
いたちごっこです。
しかし、前述の通りAIは指示を出す人間がいて初めて動くわけです。
AIを使う側にいる限り、何もAIに恐れることはないですし、職を奪われることもないですし、その立場でいる限り、AIは便利なものとなるでしょう。
これがAI問題の本質だと私は思っています。
これはAIに限らず、今現在の社会でも同じです。
つまり、AIに限らず今の社会はリーダーシップ、あるいはマネジメントが出来る人間が求められるわけです。
この本質に沿って仕事をしている限り、AIによる失業は無いと言っていいでしょう。
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