無意識に作り上げられる妥協点が成功の妨げになる。

哲学

人は自分の限界を勝手に決めてしまうばかりに、まだ見ぬ成功を手に入れることが出来ない、というような言葉はよく聞きます。
私自身もこのブログで何度か述べています。
それは現実的ではないとか、私には無理だとか、よく聞くセリフです。

この勝手に自分の限界を決めないということは非常に大切なことです。
このことは色々な自己啓発本にも述べられていますし、皆さん理解されていることだと思います。

しかし、自分の限界を勝手に決めないことと同じぐらい大切なことなのに、あまり述べられていないことがあります。

それは、自分の妥協点を上げる必要があるということです。

人は無意識のうちに、自分の妥協点を作ってしまいがちです。
私は自分に妥協しない、絶対に成功するまで妥協はしないのだ、という人でも、無意識に出来てしまうのが妥協点です。

妥協とは、ここまででいいだろうとか、これだけやったんだからもう十分、という風な、意識的なものだけではありません。
むしろ無意識的に働いてしまう妥協点の方が多いと私は思っています。

例えば、月収20万円の人が、明日から来月から月収10万円になりますと言われたらどうでしょう。
何がなんでもその月収20万円は死守しようと思うはずです。
副業や転職をしてでもその収入は確保しようとするはずです。

なぜなら、生活がかかっていて、妥協している余裕はないからです。
絶対に今の生活を守るために妥協は許されないわけです。

しかし、まだ見ぬ成功を夢見ている人の多くは、これほどまで必死になって成功を望んでいるかというと、そうでもない場合が多いはずです。

なぜなら、今でもそれなりに生活が出来て、困っているわけでもないし、楽しく出来ているからです。

つまり、自分が何がなんでも死守したい妥協点を超えてしまえば、苦しくなり、痛みを伴うから人は必死にそれを死守しようとしますが、その妥協点より上の生活であれば、それなりに楽しく生活できるから、まぁいいやという気持ちが生まれてしまうわけです。

更に言うのであれば、自分の死守したい妥協点より上の生活が出来ていて、ある程度楽しく生活ができている場合、成功を追い求めることでその楽しい生活を崩すかもしれないという思考が無意識のうちに働いてしまうことがあります。

それは失敗するとかいうことではなく、成功を追い求める努力とか代償の方が苦痛を伴うと、無意識のうちに感じてしまうわけです。

つまり、妥協点を超えた生活をしていれば、人間は楽なわけです。

だから、意識としてはもっと大金持ちになりたい、成功したいと思っていたとしても、どうしても今の楽しい生活は失いたくないと無意識のうちに思ってしまっているわけです。

そしてこの妥協点は人それぞれ違うわけです。

月収10万円でもなんとか生活出来ればそれでいいという人の妥協点は月収10万円です。
しかし月収10万円を切って、家を失うかもしれない、電気、ガスを止められるかもしれない、食べていけないかもしれないというほどに収入が下がれば、そこを死守するために必死になります。

月収100万円を切ると今の生活を失ってしまうと考える人の妥協点は月収100万円です。
100万円を切ってしまうと、さらなる収入確保に翻弄することでしょう。

つまり、自分の限界を突破することも大切ですが、それと同じぐらいに妥協点を押し上げることも大切になってくるわけです。

例え月収30万円でそれなりに楽しく生活出来ていたとしても、もっと上を目指すことを決断し、
今の生活さえも受け入れないと心の底から思えた時に妥協点は上がり、自分の水準が上がるわけです。

人は心の中で考えたとおりの人間になる。

と言ったのはジェームズ・アレンですが、まさにその通りだと思います。

私は成功しか見ていない、お金を稼ぐ、高い生活水準を手に入れる、と思いつつも、実は妥協点というものがあり、その妥協点より上にいれば、まぁいいかという気持ちや、成功を追い求める努力とか代償による苦痛は感じたくないと無意識のうちに思ってしまうわけです。

だから、実は成功を求めつつも、現状を維持したいという思考も働いているわけです。
その結果が今のあなたです。

もしこのような状態であるのであれば、成功を本心から求めてはいないということです。

自分の妥協点はどこで、今の現状はどのような状態なのか、そして今の自分の思考状態はどうなのか、一度考えてみると視点が変わるかもしれません。

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