欠乏マインドからの脱却。パイは一個だけではないことに気づくことが大切。

自己啓発

あなたは人の成功を素直に、心の底から祝福することが出来ますか?
恐らく、ほとんどの人は表向きは祝福しているように見せても、心の中では人の成功を素直に喜ぶことは出来ないでしょう。

なぜなら、私達が生活するこの社会そのものが競争社会であり、常に他の何かと競争することが当たり前の社会だからです。
その社会で生活していくうちに、自然とそのマインドが根付いてしまっていることが多いわけです。

思い返せば学生時代から、成績、スポーツなどで競争させられてきました。
成績表なんかは典型的で、10段階評価の10を取れる人数が決まっています。
つまり、誰かが10を取るとその分の枠が減るわけです。

社会人になってからもそうですね。

常に売上などの数字を見られ、評価をされる。
誰かが大きな数字を上げれば、その数字が目立ち、自分の数字が低いように見られる。
そして主任、店長、管理職などのポストの席数も当然限られています。

つまり、誰かの成功は自分の失敗に直結しているように感じる社会なのです。

そのマインドが根付いてしまうのは、ある意味当然の流れで、自然なことなのかもしれません。

このようなマインドのことを、スティーブン・R・コヴィー博士の著書、「7つの習慣」では「欠乏マインド」と表現されています。

「7つの習慣」の説明を引用させてもらうと、欠乏マインドとは以下のようなマインドのことです。

「欠乏マインド」とは、人生を一個のパイと見て、他の人が大きなひと切れを取ると、自分の取り分が減ると考える。それは、ゼロ・サム・ゲーム(一方のプラスが他方のマイナスになり、両方の得点の総和が必ずゼロになるゲーム)とみるパラダイムである。

あなたのマインドはどうでしょうか。

私の周りにもこの「欠乏マインド」の持ち主がたくさんいます。

「あの人、またあんなミスしてましたよ。」
「あの人サボってました。注意して下さい。」

というような、いわゆるチクリ報告が私のもとにはたくさん来ますが、そのうちのほとんどが、「それであなたにどのような影響を及ぼしたの?」と思えるような報告です。

もちろん、会社のことを思って報告してくれている場合もありますが、本当に会社のためを思って報告してくれているのか、ただ単にチクリたいのかぐらいは、普段の行動と報告の仕方で分かります。
そしてほとんどの場合が、その人を陥れようとするチクリ報告です。

その証拠に、そのような報告をしてくる人は、普段から愚痴を言ったり、誰かの悪口を言ったり多いです。
このような行動に出る人は、典型的な「欠乏マインド」の持ち主と言えるでしょう。

また、ここまではいかなくとも、心の中では誰かの不幸を願っていたり、他人の成功に嫉妬したりする人が多いものです。
そのマインド自体や、そのマインドの持ち主自体を否定するつもりはありません。
しかし、そのマインドではなかなか自分自身が成長したり、成功したりすることは難しいと言えるでしょう。
なぜなら、このようなマインドでは、誰かと協力し合ったり、意見を言い合ったり、誰かの欠点を補ったりするチームプレイには向かないからです。

恐らく、このようなマインドの人は、始めは協力しあって成果を出そうとするものの、誰かの欠点はその人のせいだと迷惑に思ったりして補おうとはせず、意見は批判だと捉えてしまい、結局マイナスの感情が先行し、敵対しあってしまうからです。

私達一人の力というものは本当に小さなものですが、他人と協力しあうことでその力が何倍にも膨れ上がります。
個人の力が集団の力に勝つことは基本的にありえないのです。

だからこそ、他人と一個のパイを奪い合うのではなく、他人と協力しあい、そのパイを五個にも十個にも増やすことで、自分も他の人も豊かになることが大切なのです。

欠乏マインドから本当の豊かさは生まれません。
どれだけ奪えたとしても最大一個しか無いわけですから。

それならまずは、みんなで協力して食べきれないほどのパイを得てから分け合う。

そうすることで奪い合いから分け合いに変わり、他人との信頼関係、協力関係も生まれ、自分が得られるパイも増えるわけです。
このマインドが大切なのではないでしょうか。

そうすれば、次回からもパイを奪い合うのではなく、協力しあって成果を上げ、分け合うことが出来るでしょう。

そうなれば、一個のパイには興味がなくなり、協力してもっと大きな成果を得ようという行動が身につき、実際に得られる成果も上がり、そして人望も厚くなることでしょう。

まずは、パイはやり方次第では一個だけではないということに気づき、「欠乏マインド」から脱却することが大切なのです。

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