起きる出来事を自分で決めることは出来ない。しかし起きた出来事にどのように反応するかは決めることが出来る。

自己啓発

デイリースポーツonlineの記事より。

羽生結弦、チェンに感謝 “史上最高演技”なければ「強くなろうとも思わなかった」/デイリースポーツ online
 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、トリノ) 男子フリーが行われ、SP2位の羽生結弦(25)=ANA=は、フリー194・00点、合計291・43点で、2位となった。優勝はネーサン・チェン(米国)で、フリー224・92点、合計で335・30点と、どちらもチェンが持つ世界最高得点を更新し大会3連覇を達成した。ま...

フィギュアスケート・GPファイナルでネーサン・チェン選手に敗れ、2位となった羽生結弦選手の記事がありました。

その記事の中で、
「もちろん全部自信につながるものになったし、いろんなことを考えるきっかけになった」
「ネーサン選手が素晴らしい演技をしなければそういう風に学ぶこともなかったし、強くなろうとも思わなかったと思う。感謝してます」

という、ライバルに対して感謝するコメントが紹介されていました。

ネーサン・チェン選手の存在が、さらに自分に磨きをかけるきっかけとなったこと、さらに強くなろうとするきっかけになったことに対して感謝をしているわけです。

やはり、このような考え方こそが、羽生選手をトップアスリートにした原動力なのだと私は思います。

羽生選手に限らず、トップアスリートと呼ばれる人はたちは皆、相手の健闘を称えたり、感謝したりするものです。

それは自分一人ではそこまで登りつめることは出来なかったことを知っているし、相手があっての自分であることを知っているからだと思います。

そして何より、周りの環境や相手を変えることは出来ないことを知っているのでしょう。

変えられるのは自分だけであり、相手のミスを願ったり、自分がいい条件で戦えることを祈っても仕方ないことを知っているわけです。

そんなことをしている暇があったら、少しでも自分が相手よりも上にいけるように努力するという思考が働いているのでしょう。

タイガーウッズ選手は大会で、相手がこのパットを外せば自分の優勝が決まるという状況でも、相手がパターを打った瞬間、「入れ!」と思うそうです。

なぜそのように思うのか。

実は一度でも、一瞬でも相手のミスを願うようなネガティブな思考になってしまったら、自分自身がそのネガティブな思考に取りつかれてしまうからだそうです。
そうなってしまうと、その後まともにプレーをすることが出来なくなってしまうからだそうです。

また、イチロー選手も、まだ日本で打率争いをしていた時のコメントで、
「相手が落ちてくることを願うのではなく、自分がそれを超えていくことしか考えていない」
と述べていました。

基本的には競争であるスポーツの世界であっても、トップアスリートたちは人の負けやミスを望んだりはしないわけです。
それどころか、相手の凄さを受け入れ、学び、さらに自分を高める原動力にしてしまうわけです。

私もこのような思考、姿勢を見習い、身につけたいと思います。

私たち一般社会に生きる者たちは、他人がミスをしたり、成績を落としたりしたところで、自分には全く影響しないのに、それでも他人のミスなどを願ってしまうという人も多いのではないでしょうか。

しかしそれでは自分を高めることが出来ないということを、今日紹介したトップアスリートたちは教えてくれています。

タイガーウッズ選手が言うように、ネガティブな思考とはクセになりやすく、一度でもそのような思考が働いてしまうとすぐ習慣になってしまう恐れがあります。

一度その習慣が身についてしまうと、自分の努力はさておき、人が落ちていくことで、結果、自分が高い位置にいる、という状況ばかりを考えてしまうことになるかもしれません。

仮にそれで本当に思う通りになったとしても、蓋を開けてみれば自分自身は全く成長していないわけですから、いつか何かの拍子にボロが出ます。

結局は自分を高めるしかありません。

そうであれば、起きた出来事や相手の結果などをどのように捉えるかということが大切になってくるわけです。

運が悪かったとか、相手が強すぎたとか、あいつさえいなければと思い、条件が変わることを祈ることも出来ます。
逆に、こういうことも起きるんだなと学んだり、相手の強さや上には上がいることを知り、それを超えようと思い、それらの材料を自分をさらに成長させる原動力にすることも出来ます。

起きる出来事を自分で決めることはできません。
しかし起きた出来事をどのように捉え、どのように反応するかは自分で決めることが出来ます。

私たちが働きかけるべきところは、出来事そのものが良くなるよう祈ることではなく、それにどう反応するかということだと理解しておかなければなりません。

その反応次第で次の出来事を左右することが出来るようになるわけです。

周りではなく、常に自分に集中すること。
この思考こそが、何事であっても成長するためには重要な考え方だと私は思います。

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