動物園の動物は幸せなのか。

自己啓発

「動物園の動物は、食べる不安は何もない。他の動物から危害を加えられる心配も何もない。決まった時間に、いろいろと栄養ある食べ物が与えられ、保護されたオリのなかで、ねそべり、アクビをし、ゆうゆうたるものである。しかしそれで彼らは喜んでいるだろうか。」

これはあの松下幸之助さんが、有名な著書、「道をひらく」で述べられた言葉です。

あなたはどう思いますか?

もしあなたが動物なら、身の危険にさらされながらも自由に生きる野生の動物で居るか、それとも身の危険にさらされることもなく、食べ物にも困らず、なんの心配もいらない動物園の動物のどちらになりたいと思いますか?

私なら、身の危険にさらされながらも自由に生きる野生動物を選びます。
いくらなんの心配もいらなくても、自由を奪われ、何の刺激も無い生活を送るのは楽しくないと考えてしまいます。
同じように、動物園の動物にはなりたくないと思っている人も多いことでしょう。

しかし、私たちはほとんどの人が危険を避け、安定を求めます。

今は少しずつ変わり始めていますが、たくさん勉強して、いい大学に入っていい会社に入社する、これが日本の理想の形とされていました。

つまり、危険をおかさず、頑張って決まったレールに乗り、いかに安定した会社に入り、安定した人生を歩むことが出来るかが重要とされていました。

これについては時代の流れとともに少しずつ変わって来たように思いますが、それでもほとんどの人が会社に勤め、毎日ほとんど同じことを繰り返し、安定した日々を送っています。

それが悪いのかと言うと、もちろんそんなことはなく、自分や家族、そして身近な人が生きていくためには、まずは安定が大切なのは当然のことです。

しかし大切なことは、もし動物園の動物にはなりたくないと思うなら、つまり自由を奪われ、何の刺激もない人生を送るのが嫌なのであれば、多少は身の危険にさらされなければならないということです。

リスクを取らなければならないのです。

松下幸之助さんは同著書で以下のように述べています。

「おたがいに、いっさい何の不安もなく、危険もなければ心配もなく、したがって苦心する必要もなければ努力する必要もない、そんな境遇にあこがれることがしばしばある。しかしはたしてその境遇から力強い生きがいが生まれるだろうか。」

私たちはとにかく安定していて、安全で安心、そして楽な環境を求めます。
しかしそれは動物園の動物になることと一緒で、自由も無ければ刺激も無いものです。

やはり人間が最も幸福を得るときは、何かを成し遂げた時、成長したときに尽きると思います。

危険に身をさらしながらも死に物狂いで事を成し遂げ成長していく。
これが人の生きがいと言ってもいいのかもしれません。

そのような成長のプロセスの人生を送り、自分がもういいと思うところで安定を選べばいい。

その時が来るまでに、安定を選べる状態にしておきたい。
力尽きるまでは成長のプロセスを続けていきたい。

そのようにして、人生は歩むものなのかなと思うわけです。

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