私が営業職時代に学んだ「やってみる」ことの大切さ。

自己啓発

以前にこのブログで、
何事もやってみなければ分からない。やらないことは人生の大きな機会損失となる。
という記事をアップしました。

私は今から数年前、営業職時代にこの「やってみる」ことの大切さを痛感したことがありました。

私の勤めていた営業会社は結構厳しくて、営業トークを覚え、その話し方や表情、動きなどを上司が採点し、合格するまでは実際の営業の場には出してもらえないというルールがありました。
実際、入社してもこの試験に合格できず、営業に出られないまま辞めていく人もたくさんいました。
それぐらいこの試験は厳しいものでした。

結果的に、私は合格して実際の営業に回っていたわけですが、今思い返してもこの会社で一番つらかったのはこの試験に合格するまでの2週間ほどの日々でした。

原稿用紙2枚ほどのトークを丸暗記するだけでも相当時間がかかったのですが、問題はそこからで、話し方が暗い、表情が悪い、動きがない、一連の動作に一貫性が無いなど、いくら練習しても上司からはダメだしばかり。
1回目の試験を受けた時の結果は散々なものでした。

幸い、厳しくも優しい人ばかりだったので、上司は自分たちの仕事の合間を縫ってその練習に交代で付き合ってくれました。
それでも合格のレベルには達しておらず、これ以上何をどうすればいいのかが分からなくなってしまっていました。

そんな時、1人の上司がアドバイスをくれました。
「自分がトークをしているところをビデオ撮影すればいい」
というものでした。

そのアドバイスを聞いた私は、今でも鏡の前で表情や動きを見ながら練習しているし、何もそこまで大げさにしなくてもいいだろうと思いました。
そしてそのアドバイスを無視し、ビデオ撮影はせずに今まで通り練習を続けました。

しかし行動を変えなければ結果は変わらないとはよく言ったもので、これ以上伸びしろが無いという限界ぐらいまで練習をし続けてきたわけですから、今まで通りの練習をいくら続けていても一向に上手くなる気配はありませんでした。

なぜだ、どうしたらいいのだろう、私には向いていないのか、などと思っていた時に、ビデオ撮影すればいいというアドバイスが脳裏によぎりました。
こうなれば、りふり構っている余裕はないと、藁にもすがる思いでビデオを撮影してみることにしました。

すると、驚くぐらいに自分の話し方、表情、動きがよく分かり、それと同時にそこにあるたくさんの違和感に気づきました。
目線がキョロキョロしていたり、笑顔が不自然だったり、ある時はオーバーアクションだったり、ある時は動きが硬直していたり。
鏡の前で見る自分の姿と、ビデオで見る自分の姿は全く違うものでした。

恐らく、鏡ではリアルタイムに自分の姿が映っているので、表情や動きを意識しながら話すために、その都度無意識に修正をしているのだと思います。
しかしビデオの場合は一連のトークが終わってから自分の姿を見るために、その中の違和感に気づきやすいのだと思います。

自分の中で勝手にそこまでやる必要はないと決めていましたが、いざやってみると驚くほど効果がありました。

そこから私は完全に改善すべき箇所が分かり、2回目のテストでは上司全員の満場一致で合格することが出来ました。

全てはビデオ撮影するべきという上司のアドバイスのおかげであり、最初は無視したものの、それをダメもとだと思いながらも実行したおかげだと言えます。

そして私はこう感じました。
こんなことならもっと早くやっておけば良かった、と。

この嬉しい後悔は、何かに成功した人だけが感じられる特権の後悔です。

恐らく、私たちの日常にはこのようなことがゴロゴロあると思います。
やってもいないのに勝手な判断で、そんなことやる必要は無い、そこまでやる必要はない、それは私には必要ないなど、やったこともないのにやった後のことが分かっているかのように拒否してしまうことがあると思います。

でも当然ですが、やってもいない人がやった後の事なんて分かるはずがありません。
やったことのある人がやった方がいいと言っているにも関わらず、私たちは時折そのことを拒否します。

しかし、何事もとりあえずやってみるに越したことはないと思います。

もちろん、色々なことを取捨選択して生きていかなければなりませんから、全部をやるというわけにはいきませんが、目の前にある壁を越えなければならないという状況で、誰かからアドバイスをもらったり、先にその壁を上った人がやった方がいいということであれば、とりあえずやってみることをおすすめします。

壁の下にいる人には見えないことも、壁の上にいる人には見えるものです。

そしてそれをやってみると、この壁を上るのは難しいと思っていたのがウソのように、簡単に上る方法が見つかることがあります。

やはり、やらないことは大きな損失となると言えるでしょう。

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