少し気になる記事を見つけました。
今回はそれについて、ただただ思うことを書いただけの記事です。

祖父の葬儀への参加を申し出たら小言を言われ、結果的に忌引扱いにはしてもらえず、さらには「後で社長に謝っておけ」との命令まで言い渡されたそうです。
元ネタは2チャンネルの「祖父が死んで葬式に参加したいっていう理由では会社休めないの?」というスレッドで、その会社はスレッドの中で散々叩かれてますし、いまさら私がこの会社を叩くつもりもないのですが。
でも、なんともまぁ、残念な会社としか言いようがないですね。
今はこういう会社をブラック企業と呼びますよね。
しかし、決してブラック企業とは呼ばれない企業の中でもこういうやり取りはあるようです。
実際、私もこのような話を何度か聞いたことがあります。
ここまでひどい会社は少ないかもしれませんが、
例えば、配偶者の祖父母の場合、一般的な忌引日数は1日とされていることが多いようです。
そうなると、お葬式の日しか休めないことになりますよね。
一般的には配偶者の祖父母ならお通夜に出なくてもいいものだよ、
という意見になるのかもしれません。
しかし、それを決めるのはあなたではない、というのが私の意見です。
単に配偶者の祖父母と言っても、どれだけお世話になっていたのか、どれだけ故人を想っていたのかで、参列するべきかどうか、また参列したいかどうかという部分が変わってきます。
それでも同じように1日、では配慮が足りないのではないかと思います。
会社の就業規則で忌引が1日と決まっているというのは仕方が無いことだと思いますが、それならば有給を消化させてあげるとか、欠勤扱いであっても休みを取らせてあげるという配慮が必要なのではないでしょうか。
でないと、それが遠方で日帰りが難しい場合はどうでしょう?
また、故人が大好きな孫であった場合はどうでしょう?(孫も一般的に忌引は1日だそうです)
そんなときぐらい、大変だねと言って送り出してあげるぐらいの配慮が必要なのではないでしょうか。
その人も精神的に大きなダメージを受けてるわけですし、
迷惑をかけることぐらい十分にわかっているのですから。
これから先は特に、こういう会社の配慮が必要になってくると思います。
今はみんなが賢くなってきていて、なんのために仕事をしていて、何が大切なことなのかをわかってきているので、人を歯車のようにしか考えない会社からは人が離れていくでしょう。
このような会社は、人を歯車のように考えておきながら、その歯車と呼んでいるものがなくなることがどれだけ会社にとって致命的なことなのかを十分に理解していないし、そうなるという危機感を全く覚えていないのです。
会社というものは、結局人が動かしているものであって、その人をないがしろにするようなことは絶対にあってはいけないでしょう。
会社というもののあるべき姿はもう少し変わる必要があるんじゃないかと思います。
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