子供は親の背中を見て育つものだが、部下も上司の背中を見て育つもの。

ビジネス

以前に以下のような記事を書きました。

子供は親の背中を見て育つもの。親の言うことを聞いて育つわけではない。

その後、こんな言葉に出会いました。

「子は親の言うようにはしないが、親のするようになる。」

誰の言葉かは分かりませんが、私が言いたかったことをこんなに短く、上手にまとめた言葉がありました。
私は1000文字以上書いたのに、この短い言葉の方が説得力があります(笑)

さて、私が書いた記事もこの短い言葉も子供の教育についてのことですが、この「言うようにはしないが、するようになる。」という言葉は、何も子供だけに限らず、どんな人間関係にも当てはまります。
というよりも、特に人を教育する機会の多い、ビジネスシーンに当てはまりやすいですね。

どれだけ理路整然と正しいことを述べていても、部下は普段の動きを見ているものです。
その動きがその言葉と合っていなければ、やはり一貫性にかけるわけです。

それは周りから見れば違和感を感じることであり、信頼性を失うものです。

子供のうちは、小さく素直なので、仮に一貫性が無くてもある程度は親の言うことを聞くかもしれませんが、大人はすぐに違和感に気づき、不信感を抱きます。

つまり、やはりどれだけ正しいことを述べようが、その言葉だけを取り込んでくれるわけではなく、普段の行動を部下たちは見ているわけです。

子供だろうが部下だろうが、教える立場の人間はやはり手本にならなければならないわけです。
言う前にまずはやってみせることが大切です。

しかし、ほとんどの上司は指示を出したら出しっぱなしで、結果だけを求める。
そして求めた結果と違う結果が出れば、理路整然といかにも正しいことを述べ注意をする。
場合によっては、説教をし、怒鳴る場合もあるかもしれません。

いかに正しいことを述べようとも、それでは信頼を得られるはずはないし、事が上手くいくはずもありません。
本当に教育して育てようとするのであれば、やはり自分自身がお手本となり、見本を見せてあげなければならないでしょう。
見本を見せてあげ、そして正しい言葉で教育することで初めて一貫性が生まれ、部下は納得し、そのように行動しようとなるわけです。
やってもらったこともないのに、言葉だけで教育しようとする方が無理があるわけです。

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、山本五十六の言葉を借りるなら、

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

ということなのでしょう。

この言葉の順番を見てほしいと思います。
言って聞かせてみる前に、まずはやってみせることが重要だということです。

今の世の中、やって見せる人がどれだけいるでしょうか。
そして、言葉やテクニックだけで人を教育しようとする人がどれだけいるでしょうか。

ほとんどがそうなのではないかと思います。

さらにもう一つ、ウィリアム・ウォードの言葉を借りましょう。

平凡な教師は言って聞かせる。よい教師は説明する。優秀な教師はやってみせる。
しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。

まずはやってみせること。
そこからようやく人の心に触れることが出来、火をつけることができるわけです。

何事もやってみせ、お手本のような人間になりたいものです。

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