4月7日、安倍首相が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県を対象に緊急事態宣言を出しました。
これにはたくさんの意見があります。
そもそも発令が遅いとか、この発令によってどれぐらいの効果が見込めるのか、給付金の問題はどうするのかなど。
緊急事態宣言を出したものの、日本の場合これによる強制力は非常に少なく、何がどう変わるのかが不鮮明な部分があります。
つまり、この緊急事態宣言自体にはそれほど効力は無いわけです。
この緊急事態宣言によって、国民の意識が変わるという部分が大きな意味を持つことになるでしょう。
だから、発令が遅いとか、そんな過去の事はもう議論している暇は無いわけです。
緊急事態宣言による効果がどれぐらい見込めるかという議論もナンセンスであるわけです。
この緊急事態宣言の効果を決めるのも、全て国民一人一人の意識であると私は思っています。
だから、今できることを皆でやろう、と個人的には呼びかけたい。
確かに、先の見通しも不鮮明であり、給付金の問題も全く解決されていません。
緊急事態宣言が遅かったのかもしれないですし、もっと強制力がある方が良いのかもしれません。
それに対して、否定的なことを言ったり、意見を述べたりするのは構わないと思います。
人それぞれ考え方がありますし、生活もかかっているわけですから。
しかし、意見が合わなくとも、方針に不服があろうとも、やはりやるべきことはきっちりやる必要はあると思います。
私はこのニュースを見て、憤りを感じました。

コロナウイルスの終息ムードが漂う中国では、事もあろうに冷え込んだ地元経済を刺激しようと、世界遺産にも登録されている観光地、安徽省の黄山を無料開放し、そこに大勢の観光客が訪れたそうです。
観光地を無料開放した地元当局、そしてそこに詰めかける人たち。
どちらにも憤りを感じますし、事の重大さを分かっていないと絶望すら感じました。
自分たちさえ良ければそれで良いのか?と思ってしまいます。
日本人のモラルとして、また事の重大さの認識として、こんなことはありえないと思いますが、しかし、これは大なり小なりではないかと思うんです。
中国のこの光景を見てありえないと思う人はたくさんいらっしゃる人は多いと思いますが、ちょっとぐらいの外出はOKだと思う人は結構たくさんいらっしゃると思います。
この認識の差だと思うんです。
外出自粛要請だけでは感染の拡大は防げなかったという事実。
その結果、今回の緊急事態宣言に至ったわけです。
ここで拡大をとどめることが出来るかどうかは安倍首相でも政府でもなく、私たち個人の意識であるわけです。
安倍首相の会見であったように、戦後最大の危機だと言っても過言ではないわけです。
この危機的状況を、少しでも多くの人に認識してもらえるよに、そしてこの緊急事態宣言が大きな意味を持ちますように、そして日本という国はやはり協力し、団結力の強い国であると再認識できるように、その力でコロナウイルスが終息しますように、心から願っています。
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