新R25の記事より。

エンタの神様でブレイクしたコウメ太夫さんはご存知の方が多いでしょう。
当時は見る機会が多かったものの、一時期ほとんど見なくなりました。
最近またちょこちょこ色んな番組で見ますよね。
いわゆる一発屋と呼ばれていたコウメ太夫さんですが、実は5,000万円のアパートを経営するオーナーさんだったんですね。
私は知りませんでしたが、このこともご存知の方が多いみたいですね。
今回の新R25の記事は、そんなコウメ太夫さんのインタビュー記事です。
ある時マネージャーさんから、そろそろ仕事がなくなると告げられたコウメ太夫さんは、そのマネージャーさんの勧めで5,000万円のアパートを購入されたそうです。
貯金が結構あったそうで、5,000万円のうち3,000万円は支払い、あとの2,000万円をローンで支払うことにしたそうです。
結果的には、アパートは現在も満室状態で、毎月少なくとも30~40万円の家賃収入があるそうです。
このおかげで、仕事が激減した時期も乗り越えることが出来、現在もシングルファーザーとして12歳の息子と母親と3人で暮らすことが出来ているそうです。
芸人は芸に集中しろ!という意見もあるかもしれません。
実際、極貧生活であっても芸に集中し、その苦労をバネに開花させるという芸人さんや、その他プロの方も多いでしょう。
事実、成功している人の多くは一つのことに集中しているものです。
ではこのコウメ太夫さんの選択は間違っているのかというと、
賛否両論あると思いますが、私はそうでもないと思っています。
一つの事に集中し、そればかりを磨くことは素敵ですし、だからこそ一流になれるというのは事実だと思います。
しかしコウメ太夫さんの場合、もしそのようにしていれば、今のコウメ太夫さんはいたのだろうかという疑問が残ります。
一つのことに集中することは尊いことですが、それゆえに、時と場合によっては力尽きてしまうことがあります。
なぜ売れなくなってしまったコウメ太夫さんが今も芸人を続けられているかというと、芸人としての収入以外に、生活が出来るほどの収入があったからです。
これこそが資産であり、収入の泉であるわけです。
勝手な見解ですが、この資産という収入の泉が無ければ、コウメ太夫さんも大好きな芸の道をあきらめるという選択をしていた可能性は十分あると思います。
つまり、資産があったからこそ、自分のやりたいことを続けられたわけです。
何があっても一つの事だけをやり続けるというのと、コウメ太夫さんのように違う部分でしっかり資産を作るということ、どちらが正しいのかは私には分かりません。
しかし、コウメ太夫さんの場合は資産を持ったことで、今でも自分のやりたい芸人という仕事をやり続けることが出来ているのだと思います。
このような記事を見ると、資産の大切さをあらためて思い知らされます。
このインタビュー記事の最後に、コウメ太夫さんが
「もし芸人としてまたお仕事が増えてくるようなことがあれば、もう1棟買っちゃおうかななんて思ってます。」
と語っているあたりは、コウメ太夫さん自身もこの資産の力の凄さを感じているのだと思います。
もし私にも、そしてあなたにも、このような資産があれば、自分の選択肢や行動範囲、時間の幅が広がると思いませんか?
労働収入とは、職場に水を汲みに行くようなもので、水が無くなっては困るから職場へ行くわけです。
しかし、自分のそばに水が湧き出る泉があればどうでしょう。
これが資産です。
水を汲みに行くだけではいつまでも汲んでは飲み、汲んでは飲みを繰り返すだけです。
しかし自分のそばに泉があれば、水が足りなくなった時だけ汲みに行くことが出来、それ以外の時間は自由。
好きなことをしててもいいし、新たな泉を掘り起こすことも自由です。
まだまだコウメ太夫さんは成功しているなんて思ってはいないと思いますが、恐らくコウメ太夫さんはこの仕組みを理解してらっしゃると思います。
この泉を枯れさせないうちは、コウメ太夫さんの失敗はないと言えるかもしれません。
コメント