マシュマロ実験から見る人生の本質。

哲学

あなたはマシュマロ実験をご存知でしょうか?

これはとても有名な実験で、1960年代後半から1970年代前半にかけてスタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェル氏が実施した実験です。

この実験は、4歳の子ども186人を対象に行われた実験で、机と椅子しかない部屋に一人ずつ入ってもらい、それぞれにマシュマロを1つだけ与え、
「私が帰ってくるまでの15分間、マシュマロを食べるのを我慢したらもう1つあげる」
と告げ部屋を出ていき、その後の様子を観察するという実験です。

そして15分間マシュマロを食べずに我慢し、2個目のマシュマロを手に入れた子どもは1/3ほどであったという実験結果が出ています。

しかしこの実験はこの結果がすべてではなく、その後それぞれの子供たちにどのような差が生まれるのかという部分が肝となる実験です。

その結果は、15分間我慢し、2個目のマシュマロを手に入れた子供の方が、後年の学業成績が良かったり、収入や資産が多かったという結果が出ているようです。

この実験こそが人生の本質であると私は考えます。

お金の面でも学業の面でも同じことですが、今得られる快楽を我慢して将来もっと大きなリターンを得るというのが、投資の世界でも、そして人生そのものでも大切なことであることは間違いありません。

投資の世界なら、得た収入から、快楽につながる浪費をどれだけ押さえて資産に振り分けられるかが大切になってきます。
1個のマシュマロを得るという今すぐにでも得られる快楽をいったん我慢し、2個のマシュマロを手に入れるという思考こそが大切な考え方なのだと確信しています。

もちろん、金銭面だけではなく、人生そのものもそうです。

今、自分の生活の中にある余裕の時間をどのように使うのか。

仲間と飲みに行ったり、テレビを見たり、ゲームをしたりするという快楽を得る時間に使うのか、勉強や仕事、読書にあてるのかも、まさに今得られる快楽を得るのか、もしくはその快楽を我慢して将来のリターンに振り向けるのかの違いになるわけです。

4歳児を対象としたこの実験ですが、この実験結果は心のとどめておく必要があると思います。

前述したように、金銭面でも時間の面でも、今得られる快楽を我慢して将来のために投資出来る人はどれだけいるでしょうか。

この実験を大人が見れば、15分我慢さえすればマシュマロが2つもらえるのだから我慢した方がいい、という当たり前の考えに達すると思います。

しかし、その当たり前の考えの延長線上が、普段の私たちの私生活であるわけです。

このようにした方がいいに決まっている、と思うことに、あなたはどれだけ時間、もしくは金銭を投資出来ているでしょうか。

この実験のように、子供を対象とした分かりやすいものならいいのですが、世の中は複雑で、難しいことだらけなのでそうはいきません。

しかし、本質とは、このような単純なものなのだと私は思います。

世の中が複雑だからこそ、自分自身も複雑にとらえてしまい、こんな単純な本質を見失ってしまうことがあるのでしょう。

アルフレッド・アドラーはこのような言葉を残しています。

人生が困難なのではない。
あなたが人生を困難にしているのだ。
人生はきわめてシンプルである。

つまり、人生を難しくしているのは自分自身であり、本質自体はとてもシンプルで簡単なことなわけです。

今、得られる快楽を我慢し、将来のために投資することが出来たのであれば、金銭的にも人生的にも将来はいいものになる。
これはまさにとてもシンプルで、簡単なことだと言えるのではないでしょうか。

この本質を理解すると、自分がどれだけ甘い人間だったかを知ることが出来ます。
そして、知ることが出来たなら改善することが出来ます。
そしてシンプルに、この本質通りに行動できれば、マシュマロが2個になるように、あなたが何らかのリターンを得られることは約束されていると言えると思います。

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