世にいう失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけない。

名言

世にいう失敗の多くは、
成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。
最後の最後まで諦めてはいけない。

松下幸之助
(パナソニック〔松下電気器具製作所〕の創業者。経営の神様と呼ばれる経営者。実業家。発明家。)

こんな話がある。

ゴールドラッシュの時代に、ある男性が一攫千金を夢見て金の鉱脈を掘り進めた。
掘り進めながらも夢は膨らみ、興奮は冷めず、無我夢中で一生懸命掘り続けた。
来る日も来る日も努力を怠らず、夢に向かって確実に掘り続けた。
けれどある日、突然、金鉱脈がなくなってしまった。
絶望感を抱えながらも、それでもあきらめず、辛抱強く祈るように掘り続けた。
しかし、一向に状況は変わらない。
結局彼は現実を認め、あきらめを選択するほかなかった。
採掘のために買った設備や道具を二束三文で売り払い、彼は一獲千金の夢をあきらめた。
採掘設備や道具を購入した人物は、念のためにその土地を調査した。
すると、一獲千金を夢見て、くる日も来る日も一生懸命彼が掘り続けたわずか91cm下に、新たな、それも大量の金鉱脈が見つかった。
彼はあきらめるという選択をしたばっかりに、今までの努力によってほんのすぐそばまで近づいていた成功を逃した。

この話はとても有名な話で、ご存じの方も多いと思う。
そしてこの話はもちろん実話。

この話からも分かるように、あきらめることによって、すぐそばまで来ていた成功を逃すことがある。

この話は極端すぎる、と思われる方も多いかもしれないけれど、そんなことはないと思う。
この話では、あきらめた後すぐにほかの人が金鉱脈を見つけたから有名な逸話となったけれど、私たちの夢や目標は、あきらめた後、それを誰かが引き継ぐことは出来ない。
つまり、どこまで成功に近づいていたか分からないから、このような話は極端だと思ってしまうけれど、もし自分の夢や目標を誰かが引き継ぐことが出来たなら、このような話は腐るほど出てくると思う。
むしろ、私たちの夢や目標の方が調査のしようがない分、どこまで成功に近づいているのかが分からない。

成功は成功するまで決して姿を見せないとも言われる。
それはまるで、どこまで本気で成功したいのかを測るかのように、姿を隠し近づいてくるとも言われる。
その代わり、その試練を乗り越えたら、湯水のごとく成功が流れ込んでくるとも言われている。

多くの成功者を見ても、それは本当だと思う。

成功するためにはそれなりのスキルや知識、才能や人脈なども必要になってくると思うけれど、最後の最後には、このあきらめない姿勢が大事になってくると思う。

成功とは、どこまでいったら成功するのかが分からないからこそ、時間をかけ、労力をかけ、努力し、成功に近づけば近づくほど不安になってくるのだと思う。

あきらめるという冷静な判断ももちろん必要だけれど、大抵の場合はほどほどにあきらめることを前提に取り組んでいるんではないか、人生をかけて取り組んでいないのではないか、そんな風に思う。

今日の松下幸之助さんの言葉は、成功するまでとにかくやり続けろ、というような単純な言葉ではなく、世にいう失敗の多くは、人生をかけるほどの挑戦をしていないのだ、という意味に私は捉えている。
それぐらいの覚悟がなければ成功はない、ゆえに、最後の最後まであきらめないという覚悟を持て、ということなのだと思う。

成功にあざ笑われるか、成功に観念させるか。
どれだけ才能やスキルを持っている人であっても、最後の最後は、決断、忍耐、努力、熱意。
この部分にかかっているのだと思う。

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