問題に挑むことだけが全てではない。問題を避けることも、また大切なことである。

哲学

投資の神様、世界一の投資家と呼ばれるウォーレンバフェットの言葉にこんな言葉があります。

金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。
ルール1:絶対にお金を損しないこと
ルール2:絶対にルール1を忘れないこと

一見すると、当たり前のことをただギャグとして言っているようにも聞こえますが、もちろんそうではなく、とても深い言葉です。

投資をやっていると、負けても仕方がないと思うことがあります。
もちろん、負けるつもりで投資する人は居ませんから、勝つつもりで投資するのですが、負けても仕方がないとか、勝負する場面だとか、負けることもあるけど勝った時は大きいという理由で、負けを容認してしまうことがあります。
これに対しての戒めの言葉ではないかと思います。

分からないものに手を出すな。
損をするような相場に手を出すな、ということだと思います。

そしてウォーレンバフェットの言葉をもう一つ。

私たちは、ビジネスにおける難問の解決法を見つけたわけではない。
難問は避けたほうがいいと気づいただけだ。

さらにウォーレンバフェットの言葉を続けます。

私には高いハードルを越えられるような能力はない。
ただ、だれにでも越えられる低いハードルをたくさん見つけてきただけだ。

この言葉に関しては以前のブログで詳しく解説しているのでご覧いただければと思います。

これらウォーレンバフェットの3つの言葉に共通していることは、分からないこと、難しいことは避けなさいということです。
つまり、わざわざ難題に向かってダメージを負うのではなく、確実にクリアできることを着実に積み重ねなさいということです。

これは何も投資の世界だけではなく、人生にも共通することです。

例えば、幸せになるためにはどうしたらいいか、と考えたところで答えは出ません。
しかし、幸せになるためにやってはいけないことならすぐに思い浮かぶのではないでしょうか?

避けるべきこと、踏み入れてはいけないこと、たくさんあると思います。
そうであれば、まずそれを徹底して避けることから始めるべきなのかもしれません。

今の生活をよりよくするために難題に立ち向かうよりも、今の生活を失わないために避けることを探す方がよほど簡単です。
お金を稼ぐために難題に立ち向かうよりも、お金を失わないために避けることをする方がよほど簡単であるわけです。

時には難題に立ち向かう必要はあるかもしれません。
しかし、まずはやるべきではないことを確実に避けることの方がずっと大事です。

そうすることで、着実に地盤が固まっていき、前に進めるようになってきます。
難題に立ち向かうのは、その地盤が固まってからとなるでしょう。
地盤が固まってもいないのに難題に立ち向かうのは、鎧も着ずに脇差だけで戦に出るようなものです。
大戦に出る前に、やるべきことはたくさんあるということです。
積み重ねるべき小さな事はたくさんあるということです。
それをする前に、大戦に出かけてしまっては、無駄死にしに行くようなものです。
そのようなリスクは避けましょう。

そして自分でも出来ることを確実にやっていく。
そのようにして着実に色々なものを積み重ねることで、ようやく大戦にふさわしい人間になれるのではないかと思います。

恐らく、ウォーレンバフェットからすれば、そのようになったとしても大戦に出かけず着実に出来ることを積み重ねるべきだと言うでしょう。
どちらかと言うと、私もそちらの考え方です。
どれだけ素晴らしい大戦であっても、死んでしまっては何にもなりませんから。

どちらが正しいのかは分かりませんが、少なくとも攻めるだけではいけない。
避けるべきところは確実に避ける。
これも人生でとても大切な考え方なのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました