お金が無くても幸せになれるとか、お金が無いと幸せになれないとか、お金がすべてではないとか、お金で買えないものがあるとか、プライスレスとか・・・。
そんな討論は尽きませんが、お金が無くても本当に幸せになれるのでしょうか。
私の持論ですが、結論から言うと、お金が無くても幸せになれると思います。
どこまでお金が無いのか、お金が無いの定義が難しいところですが、お金が無くても幸せになれるでしょうし、事実お金が無くても幸せな生活を送っている人は居ると思います。
でも、そう思っている私はお金を求めています。
それはなぜか・・・。私はお金が無くても幸せになれると思っていますが、お金が無い状況で幸せを得るより、やはりお金がある方が幸せを感じやすいと思っているからです。
幸せになるためには足るを知るとことも大切
足るを知る、という言葉がありますが、自分はすでにたくさんの物を持っていて足りているとういう考え方です。
不足しているものに目を向けるのではなく、今ある幸せに目を向けることです。
つまり、今の状況を当たり前と思わず感謝できる心のあり方ですね。
実際そういうマインドで自分の人生を見つめてみれば、ご飯が食べられるありがたさ、友人と笑いあえる幸せ、家族のあたたかさ、今こうやってネットに接続できること。
もっと言うと、仕事があること、勉強が出来ること、会話が出来ること、歩けること、生きていけることそのものさえも幸せなのかもしれません。
実際、優れた人格の持ち主ほど、このように何事にも感謝出来るマインドを持った人が多いです。
そういう人は、お金が無くても幸せに人生を送ることが出来るでしょう。
お金は大事だよ
ただ、足るを知る境地の人でも未来に目を向けた時に、お金の不安を感じないわけではないはずです。
突然何らかの不幸が起こったり、国全体で経済状況が大きく悪化し、今の生活水準が著しく下がることもあります。
そんな時に、十分な預貯金や資産があれば、将来的な不安を感じずに済みます。
不安があれば幸せな生活を送れないかと言えばそんなことはないのですが、幸せな生活を送りづらいことは確かです。不安を取り除くことも幸せに生活するための一つの方法です。
そしてやはり、お金があれば選択肢が増えます。
お金で得られるものは決して物質的なものだけではありません。経験も得られるし、自由な時間というものも得られるでしょう。
足るを知ることと新たなものを得ることが幸せの形
足るを知るという考え方は素敵ですが、今以上に何かを得る努力をすることも大切なことです。
そしてここが重要なポイントなのですが、足るを知るとは自分はすでにたくさんの物を持っていて足りているとういう考え方で、今の状況に感謝できるということなのですが、決して満足してしまうということではないのです。
今あるものに感謝できる人格の持ち主と、満足してしまう人は違うのです。
つまり、足るを知ることと今の状況に甘んじることは違うということです。
足るを知る境地でいる、つまり今あるものに感謝しつつ、未来をより豊かに、より幸せなものにする努力は必要なのです。
今あるものでも充分幸せなのかもしれませんが、未来を良くする努力を怠ると、今あるものまでも失いかねません。
今あるものに感謝出来る人格は素晴らしいものですが、一歩間違えれば危険です。
今でも充分幸せだとしても、さらに良いものにすることは出来るはずです。
それがお金を稼ぐことかどうかは分かりませんが、少なくともお金を稼ぐことで得られるものも大きいはずです。
まずは今あるものを守るために、そして新たなもの、経験、時間を得るために、お金も大切にしていきましょう。
その先にはきっと、新たな幸せの形があるはずです。
コメント