求められた以上の仕事をするとは、相手が本当に欲しがっているものを先回りして考え、それをお届けすること。

ビジネス

ビジネスの世界では、求められた以上の仕事をすることが大切だとよく言われます。
私もそのように思います。

しかし、周りを見渡すと、求められた以上の仕事というものが何なのかが分からないという人が多いように感じます。

求められた以上の仕事とは何なのでしょうか。

私の部下の一人はこのことについて、
自分の役割よりもたくさん仕事をすることだと思っていました。

確かに間違いではないと思います。

しかしそれは、求められた以上の仕事をするために取る一つの方法であって、求められた以上の仕事という結果に直結するとは限りません。

確かにたくさん仕事をすることで貢献するというのも一つの方法ではあると思います。

しかし私はこのように定義します。

相手が本当に欲しがっているものを先回りして考え、それをお届けすること。

これが出来る人と出来ない人では歴然の差が生まれてきます。

言われたことをきちんとこなす人はありがたがられますが、使われ損になる場合がたくさんあります。
これはやはり、言われたことをやってはくれるものの、それ以上のことはしない場合が多いからです。

例えば、
「売上に関するデータを出しておいてくれ」
と言われた場合、あなたならどうするでしょうか。

先述したような言われたことをやってはくれるものの、それ以上のことはしない人の場合だと、やはり言われた通り、売上に関するデータを提出するでしょう。

しかし必要なのは、相手が本当に欲しがっているものを先回りして考え、それをお届けすることです。

つまり、
「売上に関するデータを出しておいてくれ」
と言った上司の心理を読み解くわけです。

その上司は売り上げに関するデータで何をするのだろうかと考えるわけです。
すると、相手が本当に求めているものが見えてきます。

売上に関するデータが欲しいということは、そのデータから売上状況を調べたり、データから分析をしたり、または会議の資料として使うか、そのあたりになるでしょう。

それらの何に使うのかはその時の状況によって違うでしょうが、毎日一緒に仕事をしているのであれば分かるはずです。
であれば、相手はその売上に関するデータで何をするかが分かるはずです。

そこまで考えれば、相手が本当に欲しがっているものが何かというものが見えてきます。

売上状況を調べたいのだろうなと思うのであれば、前年対比や目標対比、あるいはグラフなどをつけて提出してあげることもできるでしょう。
データ分析をしたいのであれば、売上だけではなく来客数や客層、単価など、もっと細かくデータを出してみたり、自分なりに分析したコメントをつけてもいいかもしれません。
会議の資料として使う場合は資料として見やすく改良したり、ページごとに振り分けたりする必要があるかもしれません。

このようにして、言われたことをそのまま相手にお届けするのではなく、言われたことから相手が本当に求めているものを読み解き、その欲しがっているものをお届けすると、相手の負担が軽減され、あなたが作ったそのデータで、今すぐにでも相手が本来やりたかった仕事に取り掛かれるわけです。
相手は予想しなかったあなたの行為に、心からありがたいと感じてくれるでしょう。

逆にこの発想が無い人はこんなことをよく言います。
「いや、それは言われていないので。」
実際に言われていなかったのかもしれません。

しかし普段から相手の求めているものを考えて行動していれば、このようなトラブルは起きにくいと言えます。

また逆によく使われる言葉に、
「言われなくても分かるだろう!」
という言葉もあります。

これに対して理不尽だと思う人も少なくないでしょう。
しかしこれこそが、相手の求めているものを考えず行動したことの結果です。

それはまるで、
「タバコ取って」
と言われたときに、タバコだけを渡しライターは渡さないようなものです。

タバコを取ってほしいということは吸いたいから言っているのであって、吸うために必要なライターが無ければ話になりません。
状況によっては灰皿も必要になるかもしれません。

こういうことが起こると、
「言われなくても分かるだろう!」
となるし、
「いや、それは言われていないので。」
となるわけです。

タバコの例は極論かもしれませんが、普段から相手の求めているものを考えて行動しているかしていなかは、ビジネスでは顕著に出ます。
この違いが習慣となり、大きな差を生むわけです。

あなたが上司ならどちらの部下を欲しいと思うでしょうか。
答えは100人中99人は同じだと思います。

この差を生むのは才能でもスキルでもありません。
相手が本当に欲しがっているものを先回りして考えるというプロセスを踏むか踏まないかの違いだけなのです。

これこそが求められた以上の仕事をするということであり、ビジネスで上手くいくコツであると言えます。

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