強い人ほど逃げることの大切さを知っていて、その覚悟と勇気を持っている。

哲学

動物の世界は弱肉強食だと言われる。
弱い者は強い者の餌食となる。
だから、動物たちは自分の天敵が現れたり、自分よりも強いと思われる敵が現れた時、躊躇なく逃げる。
そこで判断を誤ったり、躊躇してしまうことは死を意味する。

けれど人間の世界は弱肉強食ではない。
そういう一面もあるけれど、命までは奪われないから、人間は時に判断を見誤ることがある。
引き際が分からなくなったり、躊躇したり、不利な状態でも真っ向勝負を挑んだりする。
けれど、それは時として、自分の身を亡ぼすことにもなりかねないぐらい、自分を追い込むことになってしまうことがあると思う。

ソフトバンクの創業者であり、会長兼社長である孫正義さんは、
危険を感じたら即撤退することが大事だと言っている。

戦うことはもちろん勇気がいるけれど、実は逃げることもそれと同じか、それ以上に勇気がいる。
逃げることは格好悪いと思っていたり、逃げることによって誰かに批判されるかもしれない、あるいは今まで積み重ねてきたことが無駄になると思ったり、自分の弱さを認めることになるからだと思う。

以前にこのブログで、
本当の強さとは、自分の弱さを真っ向から見つめ、受け入れることが出来ること。
という記事を書いたけれど、自分自身の弱さを知ること、そしてそれを受け入れることはとても大事な事だと思う。
自分の弱さを知ることで、正しい判断が出来る。

実は、強い人ほど自分の弱さを知っていて、自分の弱さを知っているからこそ、強い人は逃げることの大切さを知っている。
いつでも逃げられる状況と、いつでも逃げる覚悟を持っているから余裕がある。

強い人ほど、一か八かの真っ向勝負はしない。
逃げることの大切さを理解していなければ、本当に追い込まれた時、潰されてしまう。
戦うばかりが人生ではない。

逃げることは物凄く大切な事だと思う。
逃げることを知らなければ、いつか必ず潰される。
本当に強い人は逃げる大切さを知っているから、いつまでも生き残っているのだと思う。

もちろん、時には戦うことも大切。
けれど、そのどこかに逃げる選択肢があるのとないのとでは、心の余裕も違ってくるし、戦い方も違ってくる。
辛ければいつでも逃げればいいと言っているわけではないけれど、戦いながらもいつでも逃げる覚悟を持っておくことはとても大事だと思う。

これは誰かとの闘いのことだけではなく、自分の人生の指針としても持っておくべきだと思う。

私は精神的な病を経験したことがあるし、今もその病と付き合っているから分かるけれど、真っ向勝負で自分を追い込むことは、時として自分を亡ぼすことにもなる。

人は、物理的にも精神的にも、誰に何をされているわけでもないのに、精神的に苦しめられることがある。
そういうときは、間違いなく自分を追い込んでいる犯人は自分であると思う。
逃げることをせず、戦い続けているのだと思う。

理想の自分やあるべき自分の姿と比べて出来ない自分、不甲斐ない自分を許せないでいるのだと思う。
けれど、そういう時こそ自分の弱さを認めることが大事であり、逃げる覚悟を持っておくことが大事だと思う。

自分の弱さを克服したいのであれば、自分に逃げ道を与えてあげることが大事だと思う。

本当に辛くなったら逃げる場所がある。
そう思えるだけで、心の余裕は全然変わってくる。
そして本当にダメだと思ったら、迷うことなく逃げればいいと思う。

そのような戦い方が出来るからこそ、前に進めるのだと思う。
強い人は、このことを知っていて、いつでも逃げる覚悟を持っているのだと思う。

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