人間関係において悩まされるなら、時には逃げることも大切。

哲学

キャリコネニュースの記事より。

マツコ、"淡白な人間関係"を推奨「目の前にある人間関係を精神乱してまで大事にしなきゃいけないものですか?」
マツコ・デラックスさん マツコ・デラックスさんが3月9日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、人間関係で悩む人たちに「いま目の前にある人間関係に、そんなにこだわる必要はない」とアドバイスをした。 番組では、お笑い芸人のヒロシさんが、芸人仲間とゆるく集う"ソロキャンプ"で築いた「淡白な人間関係」の魅力を語る日刊ゲ...

タレントのマツコデラックスさんが
「いま目の前にある人間関係に、そんなにこだわる必要はない」
というアドバイスをしている記事があげられていました。

「人間関係なんてないほうがいいんだよ。人間関係なんてろくなことはない」
「そこに他者というものがあるから、苦労するわけじゃない人間って。考えなくてもいいことを考えるわけじゃない?」

以前にはこのようにも語っていたそうです。

記事中にも書かれていますが、有名な心理学者、アルフレッドアドラーは、
「人生のあらゆる問題は人間関係の悩みである」
と述べています。

それほど、私たち人間にとって対人関係とは大きなものです。
そうであれば、人間関係さえなければ、私たちは悩みを持たずにすむ、ということになります。
その限りにおいて、私はこのマツコデラックスさんの、今目の前にある人間関係にこだわらないというのは非常に有効だと思っています。

しかし、完全に人間関係を断ち切ることは出来ませんし、出来ることなら誰とでも友好な人間関係を築きたい、だから私たちの悩みは尽きないのではないかと思います。

人間関係がどうあるべきか、私個人的な結論を言えば、究極的には、自分自身がどんな人に対しても慈しみの心を持って接することが出来る人間になり、どんなことでも受け入れる度量を持つ、あるいは、かわせる度量を持ち、接するようになることが理想であると思っています。

仏教には、慈悲の瞑想というものがあり、これは私という人間が幸せであるようにと願う気持ちと、私の親しい人が幸せであるようにと願う気持ち、そして生きとし生けるものが幸せであるようにと願う気持ち、さらには、私の嫌っている人、私を嫌っている人が幸せであるようにと願う気持ちを持つという教えであります。

個人的には、この境地にたどり着くことが最高の人間関係を構築するための土台だと思っています。
本来人間は、この境地にたどり着くことを目指すべきだと思います。
この境地にたどり着くことが出来れば、対人関係の悩みは無くなることでしょう。

とは言え、自分が嫌いな人や、自分を嫌っている人の幸せを願うなんて無理だと言う人の方が多いでしょう。
私自身、もちろんこのような境地には到底たどり着いていませんので、ハッキリ言って無理です。

しかし、少し視点を変えてみると、自分が嫌いな人や、自分を嫌っている人というのは、ただ自分と合わない人というだけであり、私という主観で物事を見ているにしか過ぎないわけです。
この主観が無ければ、その嫌いな人、あるいは自分を嫌っている人も、一人の人間であり、仕事をしたり、人を楽しませたりして世の中に貢献しているかもしれないわけです。

また、政治家でも色々否定的な意見ばかり言う人もいますが、そのような反対意見があった結果、今の世の中が作り上げられているわけです。

このブログにしてもそうです。
例えば、この記事に共感してくれる人もいれば、否定的な感情を持つ人もいるでしょう。
しかし、もしこの記事に全員が共感するならば、それはそれで危険だと言うことです。
否定もあるからこそバランスを取ることが出来、その結果、今の世の中が作り上げられているわけです。
そのように考えれば、無駄な人間なんて存在しておらず、全ての人が、あなたが生きているこの世の中を作り上げてくれているわけです。

最終的には、やはりこの境地にたどり着くべきであり、ここを目指すべきであると思います。

ただ、頭では分かっていても、この境地にたどり着いている人はほんの一握りであり、どこかのお偉いお坊さんぐらいのものではないでしょうか。

そのどこかのお偉いお坊さんも、出家し、人と距離を取り、修業にはげんできたわけです。
つまり、無理矢理人付き合いをし、心を乱し続けていれば、このような境地にたどり着くこともありません。
もし対人関係が上手くいかない、悩みを抱えてしまっているというのであれば、その対人関係と距離をとるということが非常に有効なのではないかと思います。
そのようにして、まずは心を安定させることが大事なのではないかと思います。

無理に人付き合いをしているうちはやはりストレスが溜まり、本当に大切なものまで見失ってしまいます。

言い方は悪いですが、時には逃げることも大切です。

そのうえで、徐々に徐々に自分の人格を高めていき、いずれは大きな度量と心の広さを持ち、あらゆる人と上手く付き合える人間になればいいのではないかと思います。

まずは「私」というものを大切にすることで、その先の「私の親しい人」を見ることが出来、「生きとし生けるもの」を見られるようになり、ついには「私の嫌っている人、私を嫌っている人」をも慈しみの心で見られるようになるのではないかと思います。

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