人間心理を理解すれば、正しいお金の使い方、間違ったお金の使い方が見えてくる。

お金

以前にこのブログで節約方法について書いた記事があります。

無理なく節約する方法!私なりのおすすめ節約術9選!

節約はとても大切で、1円の節約は1円の利益になります。

しかし、節約と同じぐらい大切なことは、どのようなことにお金を使うか、またどのようにして無駄使いをしないかということです。

いくら頑張って節約していても、その他の事で正しいことにお金を使わず浪費していては節約の苦労は無駄になってしまいます。

ということで、今日はお金の使い方を人間心理の面で見ていきたいと思います。

人間は滅多に起こらないこと、非現実的、非日常的なことの判断が下手くそ。

まず心理的な話をすると、人は滅多に起こらないような非現実的、非日常的なことに関しては、なぜか極端に不安になったり期待しすぎたりするものです。

これはどういうことかと言うと、例えばその昔、狂牛病というものが流行りました。
狂牛病とは、簡単に言うと脳障害を起こした牛の肉を人間が食べることで感染し、死に至ってしまう感染症です。

この時、多くの人が牛肉を食べることを避け、焼き肉店に行く人は極端に減り、つぶれてしまう焼き肉店が後を絶ちませんでした。
また、大手牛丼屋も全て牛丼の販売を中止し、豚丼をメインに販売していました。

しかし、この病気に感染する確率は非常にわずかなものです。
町中を歩いていて、いきなり後ろから車に突っ込まれる確率とそう変わりはないでしょう。

しかし、町中を歩いているといきなり後ろから車に突っ込まれるかもしれないと考え、外出を控える人は居ません。

しかし、人間は一度そのことをインプットしてしまうと、非現実的、非日常的なことであり、どのような条件で起こるのか、どのようなタイミングでどんな時に起こるのかが不透明な分、なぜか自分の身に起こるかもしれないと考えてしまうわけです。

同じような例で、2001年9月11日の9.11テロ事件が起きた後、テロが発生するかもしれないということで海外に行く人、飛行機に乗る人が激減しました。
その確率は、狂牛病に感染する確率よりも低いかもしれません。

このように、得体の知れないものに関しては極端に不安になったり、期待をしたり、起こるかもしれないと考えてしまうのが人間の心理なわけです。

滅多に起こらないことへの不安でお金を使う代表例。

さて冒頭でお伝えした通り、この人間心理に基づいて、浪費になりえるお金の使い方を見ていきたいと思います。

まず、滅多に起こらないことに不安になるという心理が働くせいでお金を使ってしまう代表例を私なりに紹介するならば、保険かなと思っています。

ほとんどの人は何らかの任意保険に入っていることだと思いますが、その保険は本当に必要だから入ったのでしょうか?という話です。

保険とは、まさに滅多に起こらないことのために入るものです。
滅多に起こらないことなのに、ほとんどの人が入っているのが保険です。

例えば、医療保険の話をするならば、実は私たち日本人は大手の任意保険に入らなくとも、国民保険に入っています。
そしてその国民保険は非常に手厚い補償がついています。

そもそも健康保険に加入していれば、医療費は3割程度になります。
1万円かかっても3,000円程度で済むというわけです。

とは言え、手術が必要になるような高額になってしまったら、3割と言えども負担は大きい、と思われた方、ご安心下さい。

さらに日本では、保険証さえ持っていれば誰でも利用できる高額医療制度というものがあります。

年齢や所得によって補償される金額は異なりますので、どれぐらいということは出来ないのですが、実例として、200万円の医療費がかかったのに、自己負担は10万円で済んだというケースがあります。
これは何も極端に負担額が小さかった例を挙げているわけではなく、高額医療制度というもの自体がこれほどに大きな補償を受けられる制度だということです。

私たちはこのような手厚い保険に入っているにもかかわらず、さらに任意の保険にも入って、毎月数千円から数万円の保険料を払っているわけです。

仮に保険料が月々1万円だったとして、5年間加入しているなら60万円支払っていることになります。
当然、10年間ならその倍の120万円になるわけです。

それなのに、貯金はゼロと言う人も居ます。

こう考えると、本当に保険に入ることが正しいのか、疑問に思ってきませんか?

この滅多に起こらないことに不安になるという心理をうまくついた商品が保険だと言えるでしょう。

もちろん、掛け金が全て返ってくるような保険もありますし、加入した方が得策である保険もあります。

ただ言えることは、滅多に起きないことなのになんとなく起きそうという心理が働き、正しい判断が出来ないまま加入するのは良くないということです。

保険の場合は皆が入っているし、保険には入るものだという集団心理も働いていると思いますが、根本的に保険という商品が成り立つ理由としては、滅多に起きないことに不安になることで購入してしまう商品の代表例と言えるでしょう。

滅多に起こらないことへの期待でお金を使う代表例。

次に、滅多に起こらないことへの不安とは逆に、滅多に起こらないことへの期待によってお金を使ってしまう代表例を挙げましょう。

それは間違いなく宝くじでしょう。

前述したように、人は得体の知れないものに関しては極端に不安になったり、期待をしたり、起こるかもしれないと考えてしまうものです。

だから、滅多に起こらないことではありますが、夢の〇億円という現実離れした得体のしれないものに対して、なぜか冷静な判断を失い、期待して購入してしまうのが宝くじです。

これは宝くじの人気ぶりを見れば分かりますね。
しかし、宝くじの当選確率をご存知でしょうか?
低いことはなんとなく想像つきますよね?

どの宝くじを買うか、いつ買うかによって当選確率は変わると思いますが、
実は宝くじの1等当選確率は、およそ0.000005%で、2,000万分の1だそうです。

この数字を見ても現実離れしすぎて実感が湧かない人が多いかもしれません。

しかしこれこそが得体の知れないものへの不安と期待の心理を表しており、あまりに現実離れしすぎて冷静な判断が出来ない理由となるわけです。

つまり、起こるかもしれない、という心理を生み出すわけです。

さて、この確率を具体的な例で表すのであれば、冒頭で車に後ろから突っ込まれるという話をしたので交通事故の確率と比べてみましょう。

実は年間に交通事故に合う確率は0.9%!
およそ100分の1なのです。

宝くじに当選する確率よりも、およそ20万倍多いわけです。

それでも私たちは交通事故に合うかもしれないと言って外出を控えることはありません。
しかし、交通事故の確率よりもよほど遠い確率の物に夢と希望をもってお金を支払っているわけです。

もちろん、夢と希望を持てるわけですから、宝くじを買うこと自体が悪いとは言いません。
しかし、この事実を理解すれば、少しは得体の知れないものへの判断が変わってくるのではないかということです。

ランチは安上がりにするために500円以内に抑える、隣町のスーパーの方が100円安いからそこまで行く、ジュースを買わない、というように節約しているにもかかわらず、起こるかもしれないという心理が働くせいで冷静な判断を失い、2000万分の1の当選確率である宝くじを300円で買うわけです。
人によっては何枚も、何十枚も、何百枚も。

これこそが、滅多に起きないことへお金をかける人間心理なわけです。

まとめ

何度も言うように、保険にしても冷静に考えて本当に得策だと考えて加入するのであればいいわけです。
宝くじも、このようなことを理解したうえで、楽しみだからという理由で買うのであればそれは素敵な趣味でしょう。

しかし、もしただこの人間心理のままに何も考えずにお金を使っているのであればそれは浪費以外の何ものでもありません。
これを読んでくださった方には、このことを理解したうえで冷静な判断をしていただきたいと思います。

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