二宮金次郎に学ぶフロー収入とストック収入の活用方法。

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一部では日本資本主義の祖父とも呼ばれる二宮金次郎。
二宮金次郎は14歳の時に父親を亡くし、父の代わりに一生懸命働いたけれど、その2年後、二宮金次郎16歳の時に母も亡くなった。
そうして、生家は没落してしまったけれど、ここから二宮金次郎は、一代で財を成し、農民が幕臣(幕府に直接仕える武士)にまで昇進すると言う伝説を作った。

二宮金次郎は生家の没落後、どのようにして財を成したのかという部分が今日の重要なポイントで、まさにフロー型収入とストック型収入の両方を上手く活用して財を成したと言ってもいいと思う。

フロー収入とは。

本題に入る前に、まずフロー収入とは何かということについて簡単に触れておくと、フロー収入とは自分が労働したり、何かを売ったりして、何らかの物を提供することによって得られる収入のことを指す。
多くの人が会社勤めやアルバイトをしていると思うけれど、会社に勤めることで得られる収入は完全なフロー収入であるということになる。
労働というものを提供することで、給料という収入を得ていることになる。
副業で言うならば、せどり、ライティング、WEBデザイナー、〇〇代行などの代行業、データ入力、アルバイトなどがこれらのフロー収入に当たる。
即金性があり、労働が収入に直結しやすいという特徴がある。

ストック収入とは。

対するストック収入とは、自分の労力や物を提供することなく得らえる収入のことを指す。
不動産、株式、債券などの投資はその代表的なものであり、これらのものから得られる配当や利息は、自分がどこで何をしていようが関係なく得られる収入となる。
副業で言うのであれば、ブログアフィリエイト、ユーチューバー、電子書籍販売(note、Kindle本など)、不動産投資などがこれらのストック収入に当たる。
即金性がなく、収入になるまで時間がかかる。
また、労働が収入に必ずしも直結しないという特徴があるものの、一度コンテンツの構築や仕組みづくりが出来れば、自分が働かなくともそこから収入が長期にわたって発生するという特徴がある。

二宮金次郎はどのように財を成したのか。

話を二宮金次郎の財の成し方に戻すと、二宮金次郎は上記に説明したフロー収入とストック収入の両方を上手く活用したわけである。
具体的にどのような働き方をしていたかを、フロー収入とストック収入の面で見ていきたい。

まず金次郎は、父親の死後、家族のために死に物狂いになって働くことになる。
金次郎は毎朝明け方には起床し、山に登り、薪を取り、街に降りて売り歩いた(フロー収入)。

また余談だが、学問好きの二宮金次郎は、ただ薪を拾うだけでは時間がもったいないと考え、薪を拾いながら読書をするようになった。
この時の姿があの有名な銅像となっている。
これも直接収入にはなっていないけれど、二宮金次郎は当時からお金を稼ぐには学問が必須だと思っていたので、後の仕事に役立つ能力のストックと言えるかもしれない。

話を戻すと、薪を拾い終わった二宮金次郎はすぐに田畑を耕す(ストック収入)。
そして家に帰っても仕事は続き、縄をない、それをまた売り歩いた(フロー収入)。

そんな風に毎日働いたが、金次郎の努力は報われず、母親までもが亡くなってしまった。
そして一家は離散し、生家は没落した。

けれど、二宮金次郎は生家の復興を胸に、さらに一生懸命働く。
2年間は伯父の家にお世話になったけれど、それではいつまでたっても生家は復興できないということで、伯父の家を出て、奉公に出た(フロー収入)。

ちなみに奉公とは、どこかの主人の家に仕えて住み込みで給料をもらって働くこと。
言わば住み込みの仕事だと思ってもらっていいと思う。

そのようにして日銭を稼ぎ、余暇の日には生家の荒れ地を整備した(ストック収入)。
そして時には菜種を植えて油を手に入れたり(ストック収入)、人にお金を貸して利息をもらった(ストック収入)。

そうしているうちに、二宮金次郎は二十歳になり生家に戻り、ボロボロだった家を修繕し、荒れ地だった田畑を整備し、ついに生家を復興させた。

その後も今まで通り、荒れ地をどんどん開墾していき、自分の田畑を増やしていった(ストック収入)。

それでも二宮金次郎はさらに働く。
山で拾った薪とともに、今度は自分で作った野菜などを街で売り歩く(フロー収入とストック収入)。
そして日雇いの奉公があれば進んで引き受けて日銭を稼ぎ(フロー収入)、それらで得たお金や作った米を人に貸しては利息を得るようになった(ストック収入)。

このようにして、二宮金次郎はどんどんお金を蓄積させた。
そのお金でさらに田畑を買い入れ、どんどん所有地を増やしていった。
最終的には余った田畑を貸し、賃料を得てさらに収入を増やした(ストック収入)。

つまり、日銭を稼ぐフロー収入を得ながら、田畑を耕したり、荒れ地を開墾したり、お金や米を貸したり、土地を買い入れることでストック収入の構築も進め、大きな資産を作ったことになる。

フロー収入とストック収入のどちらも得ることが大事。

二宮金次郎のその後は、自身のその能力で町の復興に携わることになる。
そしてその功績を認められ、一介の農民が幕臣にまで上り詰めた。
興味がある人は

この本を読んでみてもらえれば二宮金次郎のことをよく理解できる。
私も読んだけれど、簡単で分かりやすく、それでいて詳細にまで行き届いている。

二宮金次郎と同じように、私たちはフロー収入とストック収入の両方を得ることが大切だと言える。
けれど、多くの人たちは会社に勤めるというフロー収入はすでに作っている。
そうであれば、会社に勤めながら、さらなるフロー収入を得ることに目を向けるよりもストック収入を構築していくことが大切だと言える。
目の前の収入よりも収穫は後になるけれど、自分が働かなくともそこから収入が長期にわたって発生するストック収入に目を向ける方が後の自由と大きな資産を生みやすいと言える。

もし会社からのフロー収入がなければ、何を置いてでもフロー収入を作らないと生活していけない。
あるいは、会社からの収入は全て生活費に充てなければならないのであれば、まずは生活費を見直すことが大切になる。
特に固定費を見直すことが重要。
これについては以前に書いた通り。

節約するなら消費や浪費の変動費を見直すより固定費を見直せ!

二宮金次郎は、フロー収入とストック収入を作る名人でありながら、倹約家の名人でもあった。
まずはお金を減らさないという思考も大事。

それでも、ストック収入を構築するためにはある程度の期間が必要だし、種銭も必要となる。
その期間に耐えれなかったり、種銭が足りなければまずはフロー収入を得ることが大切だと言える。

フロー収入だけで大きな収入を得る人もいるけれど、自由な時間ともっと大きな収入を得たいのであればいずれストック収入の方に目を向けなければいけなくなる。
そうであれば、早いうちから、わずかなストック収入でもいいから、ストック収入を作っていく努力をしていくべきだと思う。

二宮金次郎の財の成し方を見ればわかる通り、はじめは奉公に行ったり、拾った薪を売ったり、作ったり草鞋を売ったり、ほとんどがフロー収入だった。
けれど、フロー収入によってある程度余裕が出来たら、フロー収入を得ながらそのほとんどをストック収入の構築に向け、そのストック収入から大きな財を成した。

この財の成し方を見れば、最初はフロー収入が大事であることは間違いないけれど、私たちは幸いにも給料という大きなフロー収入を得ている。
そうであれば、やるべき副業、あるいは後に事業所得として得たいのであれば、ストック収入の構築に目を向けるべきだと思う。

現状で会社員ではない人や、会社の給料を副業や事業所得の構築に回せないという人は、まずはフロー収入が大事になってくるけれど、それでも、バランスを見ながらいずれはストック収入を手に入れることを視野に入れなければならないと思う。

即金になるフロー収入の方に目が行きがちだけれど、驚異的な威力を持っているのはストック収入の方だと思う。

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