私たちは車の運転ではかもしれない運転をするのに、お金に関してはだろう運転をする。

お金

日刊SPA!の記事より。

年収300万円以下・貯金ほぼゼロでも焦りなし…まったり貧困の共通点 « 日刊SPA!
日本の平成30年分の平均年収である441万円は、これは貧富の格差を含めた“平均値”であり、実際には年収300万円程度(あるいは下回る)の低所得者層が大きな割合を占めているのが現実。そのなかでも、貯金がほぼゼロでも好きなことをして暮らす、はたから見るといつ転落してもおかしくない極貧予備軍=“まったり貧困”が増えている。彼...

年収300万円以下・貯金ほぼゼロでも焦りなし…まったり貧困の共通点。
という記事があがっていました。

この記事の中にある、

彼らに貧困の自覚はなく、むしろそこそこ楽しい現状に満足している様子が窺えるのだ。

という一文が非常に深いと感じました。

この記事の中で、なぜこのように貧困の自覚がない人が増えたのかについて書かれています。
詳しくは記事をご覧いただきたいと思いますが、まさにこの貧困の自覚がないという事が非常に大きな問題だと私も感じます。

記事内に書かれている貧困の自覚がない人が増えた理由に加えて、私が思う理由を述べさせていただくと、格差社会だと言われつつも、諸外国を見ればまだまだ日本はそこまで大きな格差が表面上に現れていないからだと思います。

日本の一億総中流は大きく崩れているにもかかわらず、少人数の人たちだけが大きく貧困に陥ることは少ないと言えます。
それは日本の税制や政策によるバックアップ体制があるからです。
しかし特定の少人数だけが貧困に陥りにくい分、それを税金という形で他の人たちがまかなってあげているわけです。
その結果、日本の一億総中流は大きく崩れ、中流層は全体的に減り、ほとんどの人が貧困層の一歩手前まで落ちてきているわけです。

ここで見逃してはいけないのは、日本は一億総中流から転落し始めているということです。

それでも、日本人は特に横並びが好きな人種と言われるように、周りが同じ階級に居ればなぜか安心してしまうわけです。

このあたりをよく考えなければなりません。

確かに平均的な給料を得ていたり、平均的な生活水準を保っていればそれなりに不自由はないと感じることでしょう。
しかしそこにはいつも「周りと比べて」という言葉が付きまといます。
周りと比べてそれなりの収入を得ている、周りと比べてそれなりの生活が出来ている。
しかし、その周り、つまり全体が貧困に陥りかけていることに気づかなければなりません。

前述したように、日本は一億総中流から転落し始めており、中流や上流に入る人はどんどん減ってきています。
そうであれば、周りと比べてどうこう言っていてはダメなのです。

周りを見るのではなく、自分のマネープランをしっかり見なければなりません。

とは言え、どうしても自分のマネープランは見えにくいかもしれません。

そんな時は、もし自分が何らかの病気で働けなくなったり、会社が倒産したりした場合にどうなるかということをしっかり考えてみることが大切です。
つまり、不測の事態に陥った時に、自分の人生はどうなってしまうのかをイメージすることです。

貧困一歩手前であれば、そこから一気に本当の貧困に陥ります。
もしそのことをイメージして、自分はヤバいと思うなら間違いなく貧困の一歩手前です。

そんなことは滅多に起きないだろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんし、普段はそんなことを考えない人も多いと思います。
しかし、なぜ起きないと思えるのか、そこには根拠はないはずです。

あまり悪いイメージをすることは良くないことですが、悪いイメージを描くことと、最悪の事態を予測しておくことは違います。

私たちは車の運転ではしっかりかもしれない運転をするのに、ことお金に関してはなぜかだろう運転をします。

これぐらいの出費は大丈夫だろう、急にクビになる事はないだろう、事故や病気にはならないだろう。
この思考が、貧困の自覚を無くしてしまいます。

確かに得た給料をそのまま使っていれば、ある程度の贅沢も出来るでしょうし、それなりに楽しく過ごせると思います。
しかし、そのような生活はすぐそばまで近づいてきている貧困と背中合わせの生活であるということに気づかなければなりません。
周りと同じような収入があり、周りと同じような貯金額があり、周りと同じような生活水準だからOKではないのです。

不測の事態が起きた時に自分がどうなるのか、自分がどのようなマネープランを持っているのか、そのためにはどれぐらいの貯蓄が必要なのか、これを考えることが大切です。

私ももちろん例外ではありません。
だからこそ、自分が動けなくなった場合にでも生活が出来るように、さらには自分が命を落とした場合でも家族が生活できるように、最低限そこまでは貯えを持つ必要があると思っています。
私の考えには賛否両論あると思いますが、私はそう思っているということです。

それと同じように、人の収入がどうとか、人の生活水準がどうとかいうことは全く関係なく、自分のマネープランがどうなのかということが大切であるわけです。

そのように考えることが出来れば、貧困の自覚がない人というものは大幅に減るのではないかと思います。

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