餃子の王将元社長の大東隆行社長に学ぶ。儲けようと思うのはこっちの勝手。

ビジネス

先日とある記事で、
100年以上続いている企業が共通していたのは「いかに売るか」ではなく、「いかに顧客に選ばれるいい会社になるか」を大事にしている点である。
と書かれていました。

この言葉自体はよく言われるベタな言葉かもしれません。
しかし、これを出来ているところが少ないからこそ、100年以上続く企業は限られているのだろうと思います。

でも、顧客に選ばれるいい会社って、なんとなく漠然としていて、どんな会社なのかがあまり見えてきません。
顧客に選ばれるいい会社とは、どんな会社なのでしょうか。

私はこの記事を見て、すぐにある人の言葉を思い出しました。

今は亡き、餃子の王将元社長の大東隆行社長の言葉です。
大東社長は生前、このように述べていました。

「儲けようと思うのはこっちの勝手やから。いかにお客さんにサービスするか。後で返ってくる。」

まさに、「いかに売るか」ではなく、「いかに顧客に選ばれるか」を方針としていたことが分かる言葉ではないでしょうか。

人、物、金と言われるように、企業ではどうしても売上や利益は大切です。
しかし、そこを追求すること自体が企業の本質ではないということです。
やはり社会に貢献する、お客様に貢献する、そのようのな姿勢が本質であり、またそのような姿勢が顧客に選ばれるのではないかと思います。

多くの企業はお客様第一と言いながら、本当の意味でお客様第一の体制は作れていません。
それを象徴するのが、東京、都会の食べ物は高いという事実です。

なぜそんなに高いのかと聞くと、家賃が高いとか、土地が高いという理由になります。

しかしそれはお客様には関係ありません。

自社が作った料理をお客様に適正価格でふるまうという考えではなく、この家賃や人件費で利益を生むためにはどれぐらいの価格にする必要があるか、それで価格を決めているということになります。

確かに土地が高い、人件費が高い場所で商売をして利益を生むためには、それなりに価格を上げる必要があります。
しかし本当に自社で作った料理を適正な価格でお客様にふるまいたいというお客様第一の目線で考えているのであれば、そのような場所では適正価格でふるまえないために、その場所での出店案自体が却下になるはずです。
それでも、価格を上げれば出店しても利益が取れると考えている企業が多いために、東京は高いという常識を生み出しているのではないかと思います。
しかし、よく考えてみると、やはりそれは儲けようとする企業の勝手な思いであり、土地が高いから料理の値段も高いというのはお客様にとっては全く関係のないことです。
企業の勝手な都合であると言えます。

「いかに売るか」ではなく、「いかに顧客に選ばれるいい会社になるか」というのは、このような目線の違いなのではないかと思います。

また、大東社長はお客様第一の目線だけではなく、基本的に相手目線の考え方であると言うことが分かる言葉も残しています。

大東社長が従業員を叱る時はどのように叱るか決めていたそうです。

「シンプル(わかりやすく)、大きな声、短く」

なぜこのように叱り方を決めていたかというと、長く叱ることは自己満足に過ぎないという持論があるからだそうです。

私自身、部下を持つものとして、この言葉は非常に参考になっています。
長く部下を叱る時と言うのは、自分の怒りを収めるためであったり、自分の理論を押し付けるためであったりするように思います。
しかし相手の立場からすると、何がいけなかったのかの原因を教えて欲しいだけであったりするわけです。
クドクド叱りつける上司が嫌われる理由もここにあるかもしれません。

同じように、何かの演説であったり、プレゼンもそうだと思います。

長々と自分の意志や武勇伝を語られるよりも、その根拠であったり、ビジョンであったり、あるいは情熱を端的に説明される方が理解できたり、心を打たれたりすることも多いのではないでしょうか。

どんなことでも、
本当の意味で相手の立場に立てるのか。
相手が見ている視点に立つことが出来るのか。
これこそがどんなビジネスでも、人間関係でも共通する大切なことだと思います。

言葉で言うのは簡単ですが、本当に相手の目線に立てる人はごくわずかだと思います。
そしてそのわずかな人、わずかな企業が永続的な成功を手に入れているのだろうと私は思います。

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