理想を高く持つことと、理想通りの自分でなければならないと思うことは似て非なるものである。

自己啓発

大きな夢や目標、高い理想を持つことは非常に素晴らしいことであり、そのような大志を抱くことで、人は成長することが出来、より大きな自分、より大きな人間になっていくことが出来ます。
しかし、気を付けなければならないのは、理想を高く持つことと、理想通りの自分でなければならないと思うことは似て非なるものであるということです。

自分がこうでなければならないとか、こうあるべきだと思いすぎる人は、もしそうでない状況に陥ってしまって時、とてつもなく大きなダメージを負ってしまいます。
理想の自分と現実の自分とのギャップが許せないわけです。
真面目過ぎる人、完璧主義の人ほどこのような状況に陥りがちです。
こうでなければならないという思いが強すぎるがために、自分で自分を苦しめてしまうわけです。
理想の自分にたどり着くためには、自尊心を上げる必要があるのに、逆に自尊心を下げてしまうわけです。
自分のことを好きになる必要があるのに、自分の事が嫌になってくるわけです。

承認欲求というものがあるように、人は人に好かれたり認められることを求めるものですが、仮に人に認められなくとも、人に好かれなくても、自分らしさを持っていたり、強い信念さえあればなんとかなるものです。
しかし、自分自身が自分の事を認められない、自分を愛せないとなると、人生そのもの、あるいは生きることそのものが難しくなってきます。
自分自身が自分を苦しめる、これほど辛いことはありません。

だからこそ、理想を高く持つことと、理想通りの自分でなければならないと思うことは違うということを理解しておかなければなりません。
大志を抱き、それに真面目に取り組む人ほどこの状況に陥りやすいからこそ気を付けなければなりません。

人が一番辛いのは、誰かに受け入れられないことではなく、自分自身が自分を受け入れられないことです。

理想を持つと、確かにその理想通りになりたい、そうありたいと思うものですが、自分を苦しめるプライドや思い込みは捨て去るべきだと言えます。

どんなに素晴らしい実績をお持ちの方や有能な人であっても、上手くいかないことはあるものです。
それが当然であるわけです。
だからこそ、上手くいかないからこそ、もっと頑張ろうと思えるものです。
上手くいかないことで自分の現在地を知ることが出来るわけです。
理想の自分と現状の自分、そのギャップを知ることで、上手くいかない自分はダメだ、ではなく、日々理想に向けて精進しようという方向に考え方をシフトしなければなりません。

理想の自分はこのような姿だけれども、今はまだ上手くいかないだけ。
日々精進して理想の自分との辻褄を合わせていこう。
これぐらいに考えていればいいと思います。
理想はあろうとも、理想通りでない自分で当然であるわけです。

自分に厳しく、一生懸命生きることは本当に尊いことではありますが、それで自分が苦しめられるなら、そんなものは捨ててしまえばいいのです。
人は万能ではない、完璧ではないという人間らしさを知ることも大切です。
だからこそ人はいつまでも成長できるものであり、無限の可能性があるのだと思います。
そして天井が無いからこそ人生は面白い。
どんな人であっても、まだまだ人生の途中であり、どこまでも理想の途中であるわけです。
それを根底から壊すような考え方を持っているならば、すぐにそれを捨て去る勇気と自分への優しさもまた、必要であるわけです。

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