消費税増税、最低賃金上昇がどう転ぶかは誰にも分からない。しかし、常に最悪の事態を想定することで備えることが出来る。

お金

現代ビジネスの記事より。

「最低賃金1000円」実現で、これから日本で起きるヤバすぎる現実(中原 圭介) @moneygendai
2019年度の最低賃金の改定額が10月から各都道府県で発効されます。都道府県別では、1位の東京が1013円、2位の神奈川が1011円、3位の大阪が964円となり、東京と神奈川が初めて1000円の大台を超えます。最低賃金を引き上げ続けるといえば、反対する国民はほとんどいないでしょう。しかし、引き上げのペースを上げ過ぎると...

最低賃金が上がることで景気が良くなるという意見があったり、悪化するという意見があったり、物議が絶えません。

最低賃金が上がることで、当然所得が低い人にはある程度所得の保証が生まれるわけであり、それによって消費が増え、経済の循環が良くなるということは十分に予想できるでしょう。

しかし、最低賃金が上がることで、人件費を払う側の企業がその支出に耐えられるかどうかという部分が疑問となります。

もし耐えられなくなった場合は倒産するか、もしくはその人件費を抑えるために、社員やアルバイトの人数を減らすしか選択肢はありません。

倒産すれば当然全従業員が職を失うわけですが、人件費を抑えるという不幸中の幸いの選択肢であったとしても、真っ先に職を失うのは低賃金で働いている人です。

所得が高い人はその企業に必要な人材だからこそ高い所得を得られているわけですが、低い賃金で働いている人の仕事は他の誰かに任せることも出来るし、業務効率化を図ってその仕事を減らすことも出来るし、業務委託で外部にやってもらうことも出来るでしょう。

一見最低賃金が上がることである程度所得の保証が生まれるように思われがちですが、実はもっと危険な状況に陥りかねないとも言えるわけです。

この最低賃金を上げる施策がどう転がるのかは分かりません。
しかし、このような事態に陥る可能性があるということを知っておくことが必要なわけです。

増税に関しても、増税することで財源が確保できるかもしれませんが、やはりそれによって消費が冷え込み、景気が悪化し、国の財政自体が悪化する可能性もあります。

インフレ政策に関しても、景気循環がどのように転ぶのかは分かりません。

当然政府はそのようにする方がいいと思って色々な政策を打ち出すわけですが、それとは表裏一体にリスクがあるわけです。
そして頭のいい人はそれによって起こるリスクを想定したり、論表したりします。

どっちが正しいかなんて先のことは分かりません。

景気とは、色々な要素が絡み合いながら、ある程度の位置でバランスをとるものです。
しかし、たった一つの政策や出来事によって大きくバランスが崩れ、好循環になったり悪循環になったりします。

一度上がり出すと歯止めが効かないほど好循環になればバブルですし、またその逆で下がり出すと恐慌が待ち構えています。

一つの出来事がどっちに転がるかなんてことは、ハッキリ言って分からないのです。

しかし、これらのような政策が行われることでどのような事態に陥る可能性があるかということを知っておくことが大切なわけです。

与沢翼さんはよく、常に最悪の事態を想定することが大切と言っています。

これは何もマイナス思考になれということではなく、このような事態になる可能性があるということを想定することで、本当にそのような事態に陥った時の備えが出来るということだと私は解釈しています。

例えば、それこそ職を失ったり、恐慌が起こったり、大病を患ってしまったり。
そのように最悪の事態を想定することで、危機感を覚え、将来をより明確に見据えることが出来るからこそ、今をより大切に生きることが出来、その事態にも備えることが出来るわけです。

もしそのような事態が起きなければ、その事態に備えてた分、大きく前に進んでいるわけです。

私の持論ですが、自分が行動して自分自身で結果を出せることに関しては、絶対に出来ると信じ、ポジティブに良い結果を想像すればいいと思いますが、自分が左右出来ない外部に起こる出来事に関しては、常に最悪の状況を想定しておいた方が良いと思っています。

そのように想定しておくことで、もし本当にそのような状況に陥ってもパニックにならずに済み、その状況に備えておくことが出来るわけですから。

そのためにはやはり現実を知ることが大切です。

もし何の知識もなく、何の想定もせずにいれば、最悪と言える現実を目の前に突き付けられてから自体の深刻さに気付くことになります。

その現実を突きつけられた時点では、ほとんどの場合手遅れであると言えるでしょう。

私はよくこのことをアリとキリギリスに例えます。

イソップ童話、アリとキリギリス。このままではほとんどの人がキリギリスになってしまいそうです。

このような事態に陥らないためには、やはり普段から知識を得ることと、危機感を持つこと、そして最悪の事態を想定し、そのために備えることが大切だと言えるわけです。

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