キャリコネニュースの記事より。

正社員は向上心を持たなきゃダメ?という記事があがっていました。
詳しくは記事をご覧いただきたいのですが、ガールズちゃんねるに、
「正社員である以上、成長することは義務なのでしょうか?」
というトピックが立ち、それに対して色々な返答があったという記事です。

一部をご紹介させていただくと、
「だったら正社員で雇う理由はないし、いつか人員整理の対象になっても文句は言えないんじゃない?」
「それ言っちゃうと『安定して都合よく生活費が欲しい』ということになっちゃうけど、そんな人をあなたは補償して雇うかな?」
という風な否定的な意見が多く見受けられたそうです。
しかし中には、
「モチベーションはあるフリしとけ」
「口にしたり態度に出さなければ良い。多分ほとんどの人がそうだよ」
というような、モチベーションがあるフリをしていれば良い、実はほとんどの人が心のでは向上心がなく、モチベーションが高いフリをしているだけといった意見もあります。
そしてこの記事の最後はこのように締められています。
”一方で「そういうのめんどくさいから私は派遣」という人も一定数みられた。
「私は向上心あります」という演技をしたくないのであれば、非正規労働者として働くことを視野に入れてもいいのかもしれない。”
しかし、結論から言うと、私は正社員であろうが、派遣であろうが、パート、アルバイトであろうが、向上心を持つべきだと思っています。
正社員だから向上心を持たなければならないとか、正社員じゃないから向上心を持たなくても良いというこの議題そのものがナンセンスだと思っています。
もちろん、どうするかは個人の自由であるわけですが、やはりお給料をもらっている限りは、どのような契約形態かに関わらず、常に向上心を持ち続けるべきだと思っています。
私は、一生懸命やろうが、サボろうが、結局どうしたって同じ時間拘束されるわけですから、どうせなら少しでも自分のお給料が上がるように一生懸命やろう、少しでも役職を上げて、権限を広げ、仕事の範囲を広げようと思っています。
そして、少しでも楽しい職場に出来るように自分が登りつめて職場環境を変えよう、偉そうに指図されないようにしよう、上司に従って意見を押し殺したり、我慢する必要ないようになろうと思って仕事に取り組みます。
そして時には部下にも、パート、アルバイトさんにもそのように教えることがあります。
仕事が楽しいとか楽しくないとか、自分はこう思うとかいう理由で、勝手に仕事を適当にされると困るわけです。
楽しいか楽しくないかは分からないけれども、退屈そうに仕事をしても楽しそうに仕事をしてもどうせ拘束される時間は同じなのだから、少しでも自分にプラスになるような働き方をしてみてはどうか、と提案し、教えます。
それでも変わらない人はいますが、一部は変わります。
つまり、その仕事自体に向上心が持てないのであれば、逆に仕事を楽しもうという考えを持たず、仕事は仕事と割り切って、仕事内容そのものではなく、自分の待遇を上げるということにシフトチェンジしていけば、少しは見え方が変わるかもしれません。
また、もし勤務時間内は仕方ないからただダラダラと働くならば、本当にただ時間を切り売りしているだけになってしまい、その時間をただ捨てているだけになってしまいます。
しかし、何事も一生懸命取り組むと、そこで得た知恵や経験が残ります。
つまり、時間を切り売りしているだけではなく、その間に学ぶことが出来、成長することが出来ているわけです。
お給料を貰いながら、能力も身につき、さらには昇給、昇進の可能性もグンと上がります。
そのような働き方と、お給料は貰えるけれども、その代わりに人生の大切な時間をただ浪費し、能力も身につくことなく、昇給も昇進もしない働き方とどちらが良いでしょうか。
どうせ同じ時間働くのですから、会社のためにとか、仕事のモチベーションがどうのとかではなく、視点を変えて、自分のために一生懸命になってみてはいかがでしょうか。
コメント