高齢者が仕事を引退しない理由。その事実から危機感を持て!

お金

将来への不安が顕著に出ている記事をBloombergで見つけました。

辞めるのが怖い、働き続ける米高齢者増える
家族の中で働くのは1人だけという世帯の消失が20世紀に始まった米国で今、高齢者の引退がなくなろうとしている。理由は同じ。お金の心配だ。社会保障のセキュリティーネットが揺らぐ中、年金プランを通じた蓄えは十分でなく、医療費高騰を背景に、仕事を引退するのは待ち遠しいというより、恐ろしい。   資金運用を手掛けるユナイテッド・...

アメリカで引退しない高齢者が増加中

記事によると、退職年齢世代の労働参加率が20%台になっているという。

定年退職しても5人に1人以上は働き続けるという計算になります。

理由は当然、いつまでもバリバリ働きたいからではなく、お金に心配がある。

やはり老後の生活が心配なのでしょう。

他人事ではない!アメリカだけではなく、日本も同じ状況。

これは決して他人事ではありません。

日刊SPA!にはこのような記事もあります。

70歳まで働く時代、どう生き抜く? 人生100年時代に「しんどい」が7割 | 日刊SPA!
あなたは自分が70歳まで働く姿を想像できるだろうか?人生100年時代といわれる今、もはや悠々自適な引退生活など、遠い過去のものになった。定年も年金も先延ばしに。きみたちはどう働くか?「定年退職以降も…

日刊SPA!による、60代で働く男性200人を対象に
「現在の60代はどのような働き方をしているのか」
という調査によると、

定年前の会社で雇用延長してもらっている人の割合が43.5%、
さらに60歳以上になっても働いている理由について、
生活費が足りないからと回答する人が109人いたそうです。

さらに、興味深く、今の世の中を物語っているなと思ったのが、
自分の「70歳以後のキャリア」をどうしたいですか?
という質問に対し、
可能な限り今の仕事を続けたいという人の割合が40.5%もあるという事実です。

ここで焦点になってくるのは、
70歳以降も働きたいのか、働かざるをえないのかということです。

若い世代の人が自分の将来を考えた時に、70歳以降も働きたいのかと問われれば、働きたくない、のんびり老後を過ごしたいと思う人が大半なのではないでしょうか。

そう仮定するならば、可能な限り今の仕事を続けたいという40.5%の人たちの大半は働かざるをえないという状況なのではないかと想像できます。

では、働かずにのんびり老後を過ごすために必要な老後資金はどれぐらいなのでしょうか。

老後に必要な生活費

生命保険文化センターの調査によると、

夫婦2人で老後生活を送る場合の最低日常生活費は月額で平均22万円。

ゆとりある老後生活費は月額で平均34.9万円だそうです。

老後の生活費はいくらくらい必要と考える?|公益財団法人 生命保険文化センター
生命保険文化センターが最新のデータで解説...

■最低日常生活費

N:4,056(平均、22.0万円)。15万円未満、5.9%。15~20万円未満、13.1%。20~25万円未満、31.5%。25~30万円未満、13.6%。30~40万円未満、15.0%。40万円以上、2.4%。わからない、18.6%。

■ゆとりある老後生活費

N:4,056(平均、34.9万円)。20万円未満、3.3%。20~25万円未満、7.5%。25~30万円未満、12.3%。30~35万円未満、21.8%。35~40万円未満、9.0%。40~45万円未満、11.0%。45~50万円未満、3.1%。50万円以上、13.5%。わからない、18.6%。

※引用: 生命保険文化センター

これはあくまで意識調査なので、老後生活費の実態を示している数値ではないですが、これぐらいあれば最低限生活できる、これぐらいあればゆとりある生活ができるという全体の意識を知るうえで重要な数値と言えるでしょう。

最低で22万円、ゆとりを持とうと思うと34.9万円。

この数字をあなたはどう思うでしょうか?

ハッキリ言って、私は思ったより必要だなと感じました。

もし仕事を引退していて、収入源が年金しかないと仮定した場合、とてもじゃないですが賄える金額ではありません。

つまり、毎月赤字を出していくわけです。

赤字を出しながら生活していくためには、

貯金を切り崩すしかないということです。

この不安は大きいでしょう。

仮に60歳で引退し、夫婦二人とも80歳まで生活していくと考えると、
最低日常生活費で過ごしたとした場合には5280万円、
ゆとりある老後生活費で過ごした場合には8376万円必要ということになります。

人生100年時代と言われている今、仮に100歳まで生きるとすると・・・。
想像するのも恐ろしいぐらいですね。

このうち年金で何割か負担できるとしても、相当な額の資産が必要ということは一目瞭然だと思います。

70歳以降も働きたい、と言わざるをえない世の中がはっきりと見えますよね。

現状を知り、危機感を覚えることが大切

さて、この事実をあなたはどう見るでしょうか?

これを知ったあなたは、対岸の火事として処理するか、危機感を覚えて行動するか、この2択しかありません。

事実を変えることは出来ませんが、事実を知り、危機感を覚え、あなた自身が変わることは出来ます。

経済状況が良くなって、事実が変わるのを待つことは出来ます。

しかし、それはあなた自身が自分の人生を歩んでるのではなく、あなたの人生を世の中にゆだねていることになります。

以前、このブログでも書きましたが、今まさにアリとキリギリスの童話から人生設計を学ぶべきなんだろうと思います。

イソップ童話、アリとキリギリス。このままではほとんどの人がキリギリスになってしまいそうです。

イソップ童話のアリとキリギリスで、キリギリスに足りなかったのは危機感です。

キリギリスも冬になると食べ物が無くなることぐらいは知っていたはずです。

知ってはいたけれども、食べ物が無くなるという実感と、危機感が無かったから冬につらい結末を迎えてしまったのです。

そして今の世の中の情勢は誰もが知っているでしょう。

景気が悪い、経済成長率も伸びない、年金も減るし、支給も今より遅くなる見込み。

知っているのと危機感を覚えるのでは大きな違いが生まれます。

自分のより良い未来のために、事が起こってから気づくのではなく、今、事の重大さに危機感を覚えるべきではないでしょうか。

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