真剣という言葉をよく耳にしますが、最近の若い人は実は意味を理解していない人が多いようです。
真剣とは読んで字のごとくですが、
真剣=本当の剣のことです。
だから真剣勝負という言葉があります。
これは真剣で勝負するということで、一太刀が命に関わる勝負の事です。
真剣とはこの真剣のことを指す言葉ですが、若い人たちに聞いたところ、意味は当然分かっているけど、そういう意味だとは知らなかったという声が多かったので、簡単に説明してみました。
ご存知の人の方が多いと思います。
しかし、私たちは真剣、真剣と言いながら、本当にこの語源のような真剣な姿で何かに取り組んだことがどれだけあるでしょうか。
真剣勝負はもちろん一瞬の気のゆるみ、油断、おごり、恐れが命を左右します。
その一瞬で勝負が決まるわけです。
仕事にしても、何にしても、それほどの姿で取り組んでいるでしょうか。
せいぜい竹刀での勝負、もしくは木刀での勝負ぐらいではないでしょうか。
失敗することもある、まぁいいや、こんなもんだろう、では済まないのが真剣勝負です。
真剣とはそれぐらいの姿で物事に取り組むことを言います。
私たちはこの人生、何事にももっともっと真剣にならなければならないのではないかと思うわけです。
そうであるからこそ、成果が生まれるわけです。
また、失敗したとしても、それが大きな学びとなり、成長出来るわけです。
失敗しても仕方がないという気持ちで失敗するのと、失敗は絶対に許されないという気持ちで失敗するのとでは、後の成長に大きな差が生まれることは明白でしょう。
私たちは将来が不安だ、とか、先のことは分からない、とか、失敗したくない、とか言う割には、とても大雑把に人生を歩んでいるような気がするのです。
将来が不安なら、失敗したくないのなら、もっと慎重に、全神経を集中させながら人生を歩んでいくべきではないかと思うわけです。
それこそ、真剣に。
この真剣さこそが人生のあり方であり、真剣勝負の場に何度立ったかで人生の大きさが決まっていくのではないかと思うのです。
もし心当たりのある人は、自分の人生を真剣に生きているのか、真剣に生きるとはどういう生き方かを少し考えてみるのもいいのかもしれません。
私はしっかり心当たりがあるので、今取り組んでいることにもっと真剣に向き合い、どんどん真剣勝負の場に立っていきたいと思います。
人生は長いからこそ、真剣かそうでないかの差は大きいと言えます。
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