退路を断つことは重要。選択肢が多いほど、本来の目的や意志とは関係なく、楽な方を選択してしまう。

自己啓発

以前にこのブログで、

アレクサンダー・グラハム・ベルの名言。一つのドアが閉まるとき、別のドアが開く。

という記事を書きました。

その記事の中で、孫正義さんが高校生のとき、アメリカで勉強すると決断し、退学届けを出して渡米した話を書きました。
孫正義さんは、高校に休学届を出さずに退学届けを出すことで、帰る場所を断ち切ったわけです。

つまり退路を断ったわけです。

詳しくは以前の記事をご覧いただきたいのですが、このようにして退路を断つことは、何かを成し遂げるためには非常に有効な手段です。

また、将軍ジュリアス・シーザーは、敵の数で自軍を大きく上回る敵軍に相対した時、自ら船で適地に忍び込み、兵隊、武器、弾薬、食料などの全てを降ろしたところで、自軍の船を全て燃やしてしまいました。
そして兵士たちに対して、
「わが軍には逃げて帰る船は無い。つまり、勝たなければ生きて帰る術はない。わが軍には勝って帰るか、全滅するかのどちらしか残されていないのだ。」
と言い放ったそうです。
そしてジュリアス・シーザーは勝利を収めたそうです。

これも、目的を達成するために退路を断った典型的な例だと言えます。

しかし、普通に考えれば戦略の上でも選択肢は多い方が良いに決まっているのに、なぜ退路を断つことが有効な手段となるのでしょうか。

それは、選択肢があるという事は、常に選択をし続けなければいけないという事になるからです。
常に選択し続けなければならないということは、常に決断し続けなければならないということになるわけです。
そしてその決断とは結構なエネルギーが必要となるもので、意識的にせよ、無意識的にせよ、決断を続けていると、いずれその決断に疲れてしまいます。
そうなると、人間とはもともと鈍らな生き物ですから、楽な方を選択しやすくなってしまいます。

つまり、選択肢が多ければ多いほど、決断を繰り返せば繰り返すほど、本来の目的や意志とは関係なく、楽な方を選択してしまいがちになるわけです。

禁酒や禁煙、ダイエットなんかで、始めた当初は順調でも、ある程度の期間が経つとやめてしまう理由もここにあります。

やめなくてもいいやとか、痩せなくてもいいやという選択肢がまだ残っているからです。

その選択肢が残っているから、疲れて来た時に本来の目的や意志とは逆に、楽な方を選択してしまうわけです。

例えば、この世にタバコやお酒が無かったり、食べるものも最低限しか無ければ、選択の余地はありません。
確実に目的は達成されます。

さほど重要ではないことや核ではないこと、あるいは手段などに関しては確かに選択肢は多い方が良いのですが、重要な事柄や核となる部分、目的そのものに関しては、選択肢は少ない方が良く、むしろ選択の余地が無い方が良い場合が多いわけです。

選択の余地があるとブレてしまうわけです。

大切なのは、目的と手段を間違えないこと。
そして、退路を断つ勇気を持つことです。

一度退路を断ってしまえば進む方向性を間違えることもなく、前に進むしかありませんから、目的を達成しやすくなると言えます。
その代わり、今あるものを失うリスクが発生するわけです。
もし失敗したら、元の状況には戻れないということです。

しかし、何事もそうですが、何かを成し遂げようとするときに一番邪魔をするのが、この「もし失敗したら」という感情です。
この「もし失敗したら」という恐怖が自分を後ずさりさせてしまいます。

退路を断つことの出来る人とは、結局はこの恐怖よりも、自分の自信や信念が強い人であるという事が出来ます。
退路を断ってしまえばいい、と、言う事は簡単ですが、それが難しいのは、この恐怖に打ち勝つほどの自信や信念を持つことが難しいからです。
そうであれば、もっともっと自分の成し遂げないことに対して、その気持ちをもっともっと強化する必要があります。

それを成し遂げた自分をイメージしたり、そうなっていると自分に思い込ませたりして、何度も何度も自分の目標に対する願望や信念を強化していくことが大切です。
そのあたりに関しましては、以前に書きましたのでご覧ください。

目標や夢を書き出すことの大切さ

退路を断つことは非常に難しいことであり、勇気が必要なことであります。
その為には、自分の願望や信念、自信を強化していく必要があります。

どんなことにでもリスクを冒すことが良いとは言いませんが、人生をかけた一世一代の事であれば、リスク覚悟で退路を断つ必要もあるのではないでしょうか。

この目標を達成できないぐらいなら、人生棒に振る方がマシだ、というぐらいまで自分の信念を成長させることが出来れば、退路を断つこともさほど難しいことではないかもしれません。
そしてそこまで信念を強化出来たなら、目標達成もそう遠くないと私は思います。

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