二人の人間の意見がまったく同じなら、一人は不要である。自分と違う意見を聞くことが重要である理由。

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二人の人間の意見がまったく同じなら、一人は不要である。
これはあの有名な著書、「7つの習慣」でスティーブン・R・コヴィー博士が述べた言葉です。

人生では、特にビジネスでは、自分と違う意見を持つ人の言葉に耳を傾けるべきであるとよく言われます。
しかし実際のところ、自分と違う意見を聞くのはストレスになりますし、いら立ちも覚えることでしょう。
なかなか自分と違う意見の人の話を進んで聞ける人は少ないかと思います。

しかし、やはり自分と違う意見を聞くことは非常に重要であり、聞くべきだと思います。
ではなぜ自分と違う意見を聞くことが大切なのでしょうか。

重大な盲点に気づくことが出来る。

例えば自分の意見が絶対に正しいと思ったり、自分と同じ意見の人ばかりを周りに集めれば、進むべき方向は一点しかないと思います。

それはそれで団結力ができるのかもしれません。
しかし、間違った方向に団結してしまったら・・・。

こういうことが起こりかねません。

そういう時こそ違う意見が必要になるわけです。

人は不思議なもので、自分が一度こうだと思ったら、そうなるであろう意見にしか耳を傾けないし、そういう方向にしか話を捉えないものです。

だからこそ意識的に違う意見を聞くことによって、今まで自分の中には考えられなかった、あるいは見えていなかった盲点に気づくことが出来るわけです。

前述のように、人は一度こうだと思ったら、自分の都合の良い方にしか考えません。
自分に都合の良い材料ばかり探すわけです。

だから、冷静に考えてみたり、後になって考えてみれば簡単に見えるはずのその盲点に気づかず、重大な失敗を犯してしまうことがあります。

しかし自分とは違う意見の人の話を聞くことで、前もってその盲点に気づくことが出来、想定出来る失敗を把握出来、未然に防ぐことも出来るわけです。

つまり、偏った目線に違う目線を入れることで、本当に見るべきものが見えてくるわけです。

今後の判断基準や視野を広げることが出来る。

前述のようにして、一度違う意見を聞くことによって、今後の考え方や判断基準も変わり、視野を広げることが出来ます。

井の中の蛙大海を知らず
とよく言われるように、偏りのある考え方はまさにそうであり、自分の思考の範囲内でしか判断や行動が出来ないわけです。

しかし全く別次元の考え方を知ることで、視野が2倍にも5倍にも10倍にも広がることもあり、色んな判断基準を持つことも、色んな行動の選択肢を持つことも出来るようになります。

つまり、自分の偏った狭い思考から脱出することが出来、大海原へ泳ぎ出すことも出来るわけです。

自分の判断基準なんてものは所詮自分一人の物であり、世の中は広く、たくさんの情報が溢れていて、上には上もいるわけです。

何をするにも情報は命です。

それを取り入れない理由はないでしょう。

明確な根拠と自信を持つことが出来る。

そして最後に、自分と違う意見を聞くことで、自分の判断が正しいのか間違っているのかを探ることが出来ます。

私の中ではこれこそが最も重要なことであり、それだけで違う意見を聞くことの意味は十分あると思っています。

例えば自分が絶対にこうだと思ったことがあったとしても、違う意見を持つ人からすれば絶対にありえないということがあります。

実はこれこそが重要なことであり、貴重な意見なわけです。
ここでその意見をハネつけてしまっては、自分の狭い視野の中で判断したにすぎません。
しかし、違う意見を真剣に聞くことで、自分の意見が正しいかどうかを探ることが出来るわけです。

自分はこの事業を拡大した方が絶対に良いと思っているが、反対意見側は金銭的な問題があると言っている。
確かに金銭的な問題はあるが、しかしその問題は一時的な問題であり、この事業は今現在でも黒字である。
そのための投資金は今の計算であれば半年で回収できる計算であり、このペースで5年事業を拡大し続ければ成長率は今の300%になる。
そしてまだ他社はこのビジネスに踏み込んでいないし、弊害となるものは何もない。
踏み切るなら今である。
ここに遅れが生じればこの事業はこの先困難になるだろう。

という風に、相手の意見を一度受け入れ、それに対して自分には明確な根拠があるのかどうかを探ることが出来るわけです。

もしここで、相手の意見を論破出来なければ、自分には明確な根拠が足りなかったということになります。
それらの意見を取り入れ、もう一度考え直さなければならないということになるわけです。

逆に言えば、もし相手の意見を受け入れても尚その方が良いと思えるのであれば、自分には明確な根拠があり、やはりその方向に進んで間違いないということが分かるわけです。

すると、その根拠があるからこそ自分の決断と行動に自信を持つことが出来、上手く事を運びやすくなるわけです。
これこそが自分が正しい方向に進んでいるかどうかの指針となるわけです。

まとめ

自分と違った意見を聞くことで、自分一人の意見や同意見の人を周りに集めるだけでは見えなかった景色が見えてくるわけです。
その景色を見ても尚自分の道は間違っていないと思えるなら成功する確率は相当上がると言えるでしょう。
逆に、その意見を聞いて自分にはまだ明確な根拠が足りないと思うのであれば考え直す必要があります。

いずれにしても、これらは自分と違う意見を聞くことで始めて見えることです。

自分と違う意見を聞くのは確かにストレスが溜まると思います。
しかし自分と違う意見を聞くことが重要であることは間違いありません。
そしてそれこそが、世の中を冷静に見る指針となるわけです。

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