筋トレやマラソンの練習には負荷が重要と言われます。
筋トレの場合は持ち上げる重量を増やしたり、マラソンの場合は心拍数を最大まで上げたりして負荷をかけます。
そしてそれらは自分の限界を超えてからが一番鍛えられるそうです。
そうすることで、より重いものを持ち上げることが出来たり、より早いタイムで走れたりするようになります。
私はこれについて、トレーニングだけではなく、人生も同じではないかと思うのです。
トレーニングに限らず、どんなことも自分の限界を超えた境地に立った時に一番身につくと思うのです。
いつも通り仕事をして、それなりに楽しく過ごし、今日も無事、いつも通り一日が終わる。
この場合、負荷はほとんどかかっていない状態です。
決してこれが悪いわけではありません。
先ほどのトレーニングと同じように、特に筋力を強化したいと思わない人や、早く走れるようになりたいと思わない人にとっては、負荷をかけるトレーニング自体必要ありません。
それと同じで、毎日現状を維持し、楽しく過ごせればいいという人は、無理に負荷をかける必要はないのかもしれません。
しかし、もし何か目指すものがあったり、成し遂げたいと思うことがあったり、現状を打破したいと思っているのであれば、
そこには痛みを伴う負荷が必要になってきます。
今までやってこなかったことをやるのは苦痛でしょう。
痛みを伴います。
そして何かにチャレンジすることも、不安などの痛みを伴います。
もしそのチャレンジが失敗しようものならば、今の自分には持ち上げられないのではないか?と思うほどの負荷がかかることでしょう。
でも、それでいいのです。
その度に人は成長し、人格、忍耐力、精神力が形成され、魅力的でパワフルな人間になっていくのでしょう。
そしてその成長がなければ現状を変えたり、何かを成し遂げることは出来ないでしょう。
成長するためにわざわざ自ら失敗しようとする必要はもちろんありませんが、難しいことにチャレンジする必要はあるわけです。
難しいことにチャレンジすること自体が人生の負荷となるわけです。
何度やっても100点を取れるような問題を解いていれば、何の負荷もなく順調に毎回100点を取れるでしょうが、やはり自分を成長させるためには、50点しか取れないかもしれないような問題にチャレンジし、負荷をかけていく必要があるわけです。
そうすることで、困難なことや大きなことが出来るようになり、さらにそのチャレンジは難しくなり、さらに困難なことが出来るようになり、大きなことを成し遂げらえる人間に成長するわけです。
トレーニングと同じように、人生にも負荷をかけ続ける。
これが自分の可能性を広げるために重要なことなのではないでしょうか。
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