投資や資産運用が必要と言われるが、なぜ今、貯蓄よりも投資が必要なのか。

お金

NRI、野村総合研究所の記事に、投資の大切さについて非常に分かりやすい記事がありましたので紹介します。

世界経済成長の果実を日本の家計へ ~金融資産の有効活用で~
NISA(少額投資非課税制度)、iDeCo(個人型確定拠出年金)など、さまざまな個人向けの金融資産形成支援策が打ち出されてきましたが、わが国における個人金融資産は依然として預貯金偏重が続いています。野村総合研究所(NRI)では、調査研究などを通じて、各種制度の導入や改善を支援してきましたが、どうすれば個人の金融資産がも...

ちょうど1年前の記事で少し古めですが、非常に参考になります。

なぜ貯蓄から投資へのシフトが必要なのかというところがテーマとなってくるわけですが、その前に、なぜ日本人はこれほどまでに投資に資金を回さず貯蓄傾向にあるのかという所をこの記事では説明してくれています。

日本人が貯蓄傾向にある理由、その最たる理由は過去の常識に縛られているというところです。

1980年代頃までは、公的年金があれば老後は安泰だと考えられていた、銀行預金の金利も5%程度と高かったからお金は銀行に預けておくものだという風習があった。
これが一番の理由だと言えるでしょう。

そしてその時代は銀行の金利が高かったために、物価上昇率よりも金利の方が高く、お金を預けておけばお金が勝手に増え、貯金しているだけでどんどん裕福になっていくことが出来たわけです。
その思考と習慣のおかげで、貯金をするべきという風習にどっぷりつかり、日本人の貯蓄志向が高まったわけです。

しかし、皆さんご存知の通り、今は違います。

公的年金は果たしてあるのか?あったとしてもどれほどの額をもらえるのか分からない。
銀行の金利は1%を大きく切っています。
しかし物価は上昇し続けているわけです。

1,000万円貯金していても、年間1%ずつ物価が上昇し続けたとすれば、物価は20%上がったことになり、800万円の価値になってしまうわけです。

つまり、今の世の中、貯金をしているだけでは損してしまうわけです。
貯金をしていれば良かった時代とは前提条件が真逆というほどに変わってしまったわけです。
そんな中、昔と同じようなアプローチでは損をしてしまうことは間違いありません。
前提条件が変わったのであれば、こちらのアプローチも変える必要があるというわけです。

もちろん、急病やリストラなど、何かがあった時の余剰金として貯蓄しておくことは大切です。
それが無ければ万一の時にどうすることも出来なくなります。
しかし、その余剰金のすべてを貯蓄に回していれば、前述の物価上昇率と金利の関係を考えれば損をすることだけは間違いありません。

今から物価が急激に下がることも、金利が急激に上がることも、公的年金が安定して供給されることの方が考えにくいからです。

そして昔は銀行金利が5%程度ありましたが、それと同じように、今5%程度お金が増えていくものがあります。
それこそが投資なわけです。

以前にこのブログでも紹介しましたが、資本収益率は4~5%程度あります。

稼げれば我慢して節約や貯金をしなくていいと思ってる人、ヤバいですよ。

資本収益率とは、簡単に言えば株式や投資信託、不動産や金、原油などの資本から得られる収益のことです。
そして経済成長率は1~2%と言われています。
経済成長率とはその名の通り、国の経済力がどれぐらい成長したかを示す数値です。
色々な要素が絡み合いますが、かなり簡素に説明すれば、あなたの昇給率が1~2%と考えてもらえばいいかもしれません。

つまり、銀行金利よりも物価上昇率よりも、あなたの昇給よりも投資でお金が増えていく割合の方が高いわけです。

もちろん、株式投資ならどの会社に投資するか、不動産ならどのような不動産を持つかなど、投資するものによっては損をする可能性もありますが、平均して投資の世界は4~5%成長しているというわけです。

投資を敬遠する人はよく、損をするのが怖いと言いますが、貯金をしている時点で間違いなく損をしているわけです。
それならば、しっかり勉強して投資することが自分の身を守ることになると言えるでしょう。
投資信託であればプロに運用を任せることが出来、やはりある程度の収益を生むことも出来るわけです。
今ではAIによる投資もあります。
結局は自分が何を選ぶかによるわけですが、貯蓄だけでは今の世の中損をするということは間違いなく言えます。

投資はリスクもあるものです。

当然損をすることもありますし、私自身、損をしてきたわけですが、それでも貯蓄するだけでは損をすると言えますし、せっかく銀行金利よりも高く、昇給よりも高く、物価上昇率よりも高い資本収益率に投資しないのは機会損失だと言えます。
収益を得るための資本を持っているのに、その資本を間違いなく損をする貯蓄に回しているのであれば、そのこと自体がリスクであるというわけです。

自分や大切な人を守るために、しっかり勉強して、自分の資本を年間4~5%増やす選択をしてみてる方が、貯蓄よりもよほど堅実なのではないかと私は思うわけです。

世の中の前提条件が変わった今、過去の常識に囚われてはいけません。
もう一度、自分の資産をどのように運用するのかを考えてみてはいかがでしょうか。

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