ワイドナショー出演の乙武洋匡さんから学ぶ、信頼関係の大切さ。

哲学

先日フジテレビで放送されているワイドナショーで、
著書「五体不満足」で有名な乙武洋匡さんが出演していました。
その番組の中のコーナー「芸能人が逆街録!~私に聞きたいことありますか?~」で街に出て、自分への質問を聞き回っていました。
その中の一つの質問と、その回答に深い内容があったので紹介したいと思います。

酒屋さんの前でビールを飲んでいたある男性と乙武さんは一緒にビールを飲みながら、私に聞きたいことありますか?と問いかけました。
するとその男性は、以前に友人が障害者の子の真似をして笑いを取っていたことに怒りを覚えたことがあると話し、しかし今になって考えると、見下していたのは自分の方なのではないかと考え始めたという。
その子の真似をすることでその場は笑いに包まれたわけですが、障害者の真似をしてはいけない、それは見下していることになるという、強い固定概念があったのではないかと思います。

そこでその男性は乙武さんに、
「僕らから見る平等と、乙武さんから見る平等はどう違うのか?」
と問いかけました。

その問いに対し乙武さんは、
「それも一律に考えたくないと思っていて、僕のモノマネをすることは不謹慎だというルールにはしたくない。
例えばあなたと私がめちゃくちゃ仲良くなって、普段から飲みに行くようになった、普段から冗談を言い合える関係性になった時に、僕のお酒の飲み方(乙武さんは手が無いため、普通の人では出来ない器用な飲み方で飲む)を真似して笑いを取るのはOKなんです。でも、全然お会いしたことも無いあなたが、僕の飲み方の真似をしたら多分ムカッとくるんですよ。そこは関係性によるし、どれぐらいの信頼関係があるのかによって変わってくると思う。」

と答えました。

この回答に共感した芸人のバカリズムさんは、
お笑いでも信頼関係が成り立っているからこそ人をイジることが出来る。
これは基本なんだなと感じた
と述べていました。

私もそのように思います。
結局、健常者であれ障害者であれ、一人の人間に変わりありませんし、その土台にあるのは人と人とのつながりであり、信頼関係であるわけです。
私も今回のワイドナショーを見て、あらためて感じさせられました。

信頼関係が成り立っていれば、例え少し言葉が足りなくても、少々失礼であっても、相手はあなたの事を理解してくれるでしょう。
しかし、信頼関係が成り立っていなければ、ほんの少しの言葉足らずが、またはほんの少し配慮が欠けただけで大きなトラブルになることがあります。

これが信頼関係の重要さであり、人間関係において信頼関係が大きな土台となる理由です。
この信頼関係が高ければ高いほど、相手はあなたに対して大きな寛容の心と協力の心を持ってくれます。
何事にもプラスの方向であなたを見ようとしてくれるわけです。
この信頼関係が低ければ低いほど、相手はあなたに対し、狭量な心と警戒心を持つことになります。
何事にもマイナスの方向であなたを見ようとし、聞く耳を持たないか、批判的にあなたの意見を聞くことになります。

誰もがこのような経験があるし、信頼関係があるからプラスの方向で見る人、信頼関係がないからマイナスの方向で見る人がいるでしょう。

今日の乙武さんをプラスの方向で見る人もいれば、マイナスの方向で見る人もいるでしょう。
特に乙武さんは色々ありましたから、意見が分かれると思います。

それもやはり、乙武さんに信頼があるかないかで、あの人の言うことは的を得ているとか、あの人の意見は嘘くさいとか、そのようなことで信頼が信頼を生み、もしくは失った信頼がさらに信頼を失うわけです。

信頼していない人の意見は聞けば聞くほど否定してしまう、という経験はないでしょうか。
逆に、信頼している人の意見は、聞けば聞くほど尊敬してしまう、という経験はないでしょうか。

一度失った信頼はなかなか取り返せないというように、信頼というものが人間関係そのものを決定づけると言えます。

信頼を得るためには、やはり誠実であること、これ以外には無いと思います。

もし今、上手くいっていない人間関係があるのであれば、一度信頼関係と、そして自分の誠実さを見直してみてはいかがでしょうか。

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